「どう生きて、どう暮らすのか。」
北海道南部、留寿都村(るすつむら)在住。
札幌から車でおよそ1時間半。
魚のしっぽのような渡島半島の付け根あたりに位置するこの村は、冬の積雪1m以上。
氷点下の過酷な環境の中で、ひたむきに創作と窯焚きを繰り返します。

「どう生きて、どう暮らすのか。」
北の大地での彼の暮らしそのものが、うつわのひとつひとつに表情として現れています。
蘭越、野幌、剣淵、留辺蘂、滝上、小樽。
北海道各地の土を自ら採取し、年々もの年月をかけてブレンド・調合する。
蹴ろくろを使い、土味をいかしたうつわを生み出します。
大胆で伸びやかな造形は、溢れるような生命力がみなぎり、お料理を盛り付ける楽しさを教えてくれます。

「北海道の土だからこそ表現できるものがある」という想いとともに。
彼は、さらなる焼きを求めて、北海道内の新しい土地に移住を予定しています。
アートスペース油亀で開催する展覧会「開拓者」は、留寿都村での最後の窯焚きとなる作品群が勢揃い。
薪窯での南蛮焼締、今では希少な石炭窯での釉薬焼成で焼き上げた、
鉢、皿、丼、碗、壺、ピッチャー、急須、片口、コーヒーカップ、銅鑼鉢、酒呑み、徳利、板皿など、
日々の食事をより豊かにするうつわ、食材の滋味を引き出すうつわ、唯一無二の一品作群、700点余りが集います。

加地学の集大成となる展覧会をお楽しみください。
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展覧会名:アートスペース油亀企画展 加地学のうつわ展 「開拓者」
会期:2021年9月18日(土)→26日(日)open11:00→19:00 入場無料、会期中は無休
会場:アートスペース油亀
住所:〒700-0812 岡山県岡山市北区出石町2丁目3-1
お問い合わせ:086-201-8884

作家在廊日 2021年9月18日(土)19日(日)

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◆オンライン展
本展のオンライン展を2021年9月24日(金)19:00より開催いたします。
油亀のweb通販 加地学のうつわ展 「開拓者」オンライン展 特設ページ
https://aburakame.ocnk.net/product-group/120

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◆入場制限と感染症対策のご案内
感染症対策のため、15名以上のご来場がある場合は、来場順の入場制限を行います。
※マスク着用のうえご来館いただき、会場入り口で手指消毒と検温をお願いいたします。また、体調の悪い方はご来店をお控えください。
※大人数でのご来場はお控えください。(一組2名様まで)
※長時間の滞在はお控えください。
※30分ごとに窓を開けて換気いたします。

感染拡大防止のためにも、みなさまのご理解ご協力を重ねてお願い申しあげます。どうぞよろしくお願いいたします。

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◆アートスペース油亀のwebサイト
https://aburakame.web.fc2.com/contents/exhibition/210918manabukachi/kaitakusya.html

◆instagram
https://instagram.com/aburakame
展覧会の舞台裏!詳細・最新情報を随時更新中です!「アートスペース油亀」でご覧になれます。

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◆作家紹介
加地学(かちまなぶ)
1967年北海道に生まれる。北海道虻田郡留寿都村在住。1991年インドへ旅し陶芸に目覚める。1995年陶芸家 森岡成好氏に弟子入り。2001年北海道留寿都村に築窯。2018年油亀で初個展となる加地学のうつわ展「箱船」を開催。

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◆展覧会コンセプト
たとえいかなる状況に置かれようとも、歩みを止めることはない。
まだ見ぬ大地であろうと、臆すことはない。
常に新たなる道を切り開く。
土に宿る力を引き出し、灼熱の炎で焼きあげる。
だからこそ存在するのだ。
その軌跡を辿る手の跡、ほとばしる英気の跡は。

陶芸家、加地学。
今日も彼は一歩を踏む。
そして踏み続ける。
この旅に終着がないとわかっていても。

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■お問い合わせ
アートスペース油亀
https://www.aburakame.com

WACOCA: People, Life, Style.

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