世界的な半導体不足から新車の減産が続き、中古車価格が過去最高の水準になっています。
中古車販売大手のUSSによりますと、10月の平均落札価格は、前の年の同じ月より11%高い、93万8000円でした。
USS東京・三上正裕会場長:「基本的に新車供給の遅れから発するもの。ここ最近でも、かなり新車の生産が遅れていることもあり、それによる高騰と考えている」
先月、国内で販売された新車台数は、前の年の10月より31.3%も減少。1968年の統計開始以来、10月としては過去最低でした。
中古車販売店では、東京オリンピック・パラリンピックで選手などの送迎に使われていた車の人気が高まっているといいます。
トヨタモビリティ神奈川 中古車タウン相模原北・永田哲店長:「きれいな道をちゃんと走っている、荒っぽい運転はされていないだろうと。年式が新しい(走行)距離も短いところに魅力があるのでは。今、商談中のお客様以外にも問い合わせは非常に多い。五輪で使った車は“程度がいい”と思われているのかな。現時点で(コロナ前の)2019年と比べ、約130%の伸びがある。実際にお客様の声を伺うと(新車の)納期が非常にかかるので、新しい車で程度のいいものがほしいという声はあります」
中古車を契約した建築関係(66):「車検が近い車があって、それを売りに出しちゃった。車が1台足りなくなったので。(Q.新車の納期は今どのくらい)だいたい半年から1年と聞いています。物によっては1年半、2年とか。車を日常で使うので、早い手順を選んで、良いものがこちらにあったので」
ブレーキがかかっている自動車の製造現場。そこへ追い打ちをかけるような事態が起きています。
西アフリカのギニア共和国では9月、軍幹部によるクーデターが起きました。ギニアの主要輸出品である、アルミニウムの原料ボーキサイト。中国は、輸入の半分をギニアに頼っています。
また、クーデターと同じ時期、中国は電力制限を行ったため、製造に大量の電力が必要なアルミの製造量が減少。ロンドン金属取引所のアルミ相場は、9月から10月にかけ、急激に上昇しました。その後、落ち着きましたが、今月に入って反転していて、今後に不安を残します。
アルミ高騰はホイールにも影響しています。
タイヤ天国本成寺店・五十嵐正明部長:「先月までは4万9800円で出していたセット品なんですが、今は2割3割、アルミホイールが値上がりして、5万6800円で出すしかないというところまできている」
この店では、アルミホイールは、ほとんどが中国からの輸入品だといいます。
タイヤ天国本成寺店・五十嵐正明部長:「毎週毎日、色んな所から手配して、なんとか入手している。値段の上昇もさることながら、物の供給をしてもらわないと。売るものがないので、かなり今年は大変」
車以外でも『中古で買おう』という動きが大きくなっています。
住宅・車以外の中古市場の推移を見ると、市場規模は年々伸びていて、2020年は前年比2.5%増の2.4兆円まで広がってきています。
その中身は、衣料・服飾品が前年比11.1%増の4010億円、家具・家電が前年比9.5%増の2371億円、日用品・生活雑貨が前年比4.8%増の687億円となっています。
なかでも、伸び率トップ3だったのが、玩具・模型、スポーツ・レジャー用品、パソコンです。
玩具・模型は、前年比23.7%増の1506億円でした。子どものおもちゃは、すぐに使わなくなるものも多いことに加え、コロナ禍のステイホームで家にいる時間が長くなったことで、中古市場がにぎわっています。
スポーツ・レジャー用品は前年比19.8%増の1058億円でした。密を避けてキャンプ場が非常にぎわいました。
パソコンは前年比12.2%増の953億円でした。リモートワークの増加で、最近は減少傾向でしたが増えたということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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