アメリカのマクドナルドは“代替肉”を使ったハンバーガーの試験販売を始めました。
新興企業とともに開発したもので、パティはエンドウ豆やジャガイモ、コメなどから作られています。
こうした代替肉は年々、売り上げも伸びているといいます。理由は、健康志向だけではなく、環境への配慮です。
購入者:「若者の間では環境への意識が高まっていて、職場でも植物由来のものを食べる人が増えている」
アメリカの食文化と切っても切り離せない牛肉。ただ、環境に負荷をかけていることも事実です。
世界の温室効果ガスの14.5%が畜産業から出ていると言われます。特に、牛のゲップはメタンが含まれ、室効果ガスの4%を占めるという厄介な存在です。
代替肉流行の背景にある地球温暖化。カリフォルニア州では、過去最悪レベルの干ばつが起きています。
全米の作物の4分の1に水を供給する水がめとなっているオロビル湖は、例年以上の暑さと乾燥で最大貯水量の3割弱しか水がありません。
地球温暖化の一因になっている畜産。皮肉なことに、この干ばつの直撃を受けています。
20年前に渡米し、牧場の現場責任者を務める菅田吉紀さんによりますと、牛が飲む川の水が年々少なくなっているといいます。
菅田吉紀さん:「15年ほど前から徐々に徐々に。去年は完全に水たまりもなくなった。(Q.今年の夏は)もう何もないです」
牧草の大半が枯れ、エサを買って食べさせるしかありませんが、エサ代は、この20年で3倍以上に膨れ上がっているといいます。
菅田吉紀さん:「(Q.(エサを)買えない場合は)牛を売らないといけない」
実際、牛を売らざるを得ない牧場もあります。
競り場責任者:「牛のエサとなる、すべての穀物価格が上がりました。牧場は、牛の飼育を続けるか迫られ、全頭売却したところもあります」
干ばつ自体は、必ずしも新しい現象ではありません。ただ、温暖化が、その性質を変えつつあるといいます。
スタンフォード大学、バートン・トンプソン教授:「気候変動で干ばつは長期化します。さらに近年は“高温干ばつ”も発生しています。降水量が減るだけでなく、気温も高くなるため、蒸発量が大幅に増え、さらに水が失われるのです」
日本のハンバーガーショップでも“代替肉”が進んでいますが、その他にも様々な商品が出ています。
イオンでは、大豆から作られたミンチやハンバーグ、日本ハムからは、大豆など植物由来のたんぱく質を使ったハムや、こんにゃくなどを使用したソーセージ、代替肉のスタートアップ企業からは『代替カルビ』と、様々な種類が販売されています。
代替品は、肉だけではありません。代替カルビを販売している会社は先月『ツナ』を発売しました。
畜産だけでなく、水産物も地球温暖化の影響で危機が起きるかもしれないということで、開発したということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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