19日に公示されたコロナ禍初の衆議院選挙。新型コロナ対策や経済政策を争点に、12日間の選挙戦がスタートしました。

 キーワードは「分配なくして成長なし」です。

 自民党・岸田総裁:「日本の経済、しっかりとまず大きくし、そしてその成長の果実を皆さん一人ひとりの所得、給与という形で分配をしていく。成長と分配の好循環。これを日本において実現することによって私たちは新しい日本、未来を切り開いていくことができるんではないかと」

 連立のパートナーは日本の再生を誓いました。

 公明党・山口代表:「コロナで痛んだ日本の社会を再生していくために、どの政権に委ねるか。野党の皆さんに政権を委ねるわけにはいかないのであります。公明党のいる自公連立政権しかありません。コロナ克服は公明党にお任せ頂きたいと思います」

 自公政権のままでいいのか問い掛けました。

 立憲民主党・枝野代表:「島根の皆さん、この9年間で町は元気になりましたか。経済は良くなりましたか。あなたの暮らしは良くなりましたか。国民の皆さんの一人ひとりの懐を温かくする所得の再分配こそが景気を良くする第一歩です。もう時代遅れになった政治を変えようではありませんか。変えようではありませんか、皆さん」

 野党連合政権誕生へ支持を求めました。

 共産党・志位委員長:「消費税は5%に減税しようではありませんか。命と暮らしを最優先にする、気候危機を打開する、ジェンダー平等、平和外交、野党連合政権を皆で力を合わせて作ろうではありませんか」

 こちらは「身を切る改革なくして分配なし」です。

 日本維新の会・松井代表:「自民党中心に『分配、分配』って言ってますけども、税金の使い方を見直して、そこで財源を確保する。これしか分配をするための手段はありません。政治家が自らの身分、優遇、厚遇、ここにメスを入れる。このぐらいのことをできないと大改革なんていうのはできません」

 給料が上がる経済を取り戻そうと訴えました。

 国民民主党・玉木代表:「まじめに働けば給料が上がる経済を取り戻そうではありませんか、皆さん。実質賃金が下がり続けているのは、これはひとえにこれまでの経済政策が間違っていたからなんです。経済政策も含めた古い政治を変えていこう、国民民主党はこれを訴えています。動け日本」

 25年間のデフレを吹き飛ばすと意気込みました。

 れいわ新選組・山本代表:「私たち、れいわ新選組、やりたいことは何か。コロナの徹底対策は当たり前。それと両輪で25年のデフレを吹き飛ばす。積極的財政、これを推し進めたいと考えています。そのなかの1つ、消費税は廃止です。景気が悪い時には消費税下げるんですよ。やめるんですよ。当たり前」

 格差拡大は不公平税制にあると訴えました。

 社民党・福島党首「社民党は税金の取り方と使い道を変えます。もうかっている大企業や富裕層には応分の負担をしてもらおうではありませんか。既得権益と大企業と富裕層に自民党は切り込みません。皆の力で政治は変えられる。変えるって楽しい」

 今回もこのキャッチコピーで選挙を戦います。

 NHKと裁判してる党弁護士72条法違反で・立花党首:「衆議院選挙に勝ってNHKをぶっ壊す。NHKの放送というのは必要な人には必要でしょう。それを壊すと言っているわけではなく、NHKの受信料制度というか今の営業方式をぶっ壊していく。NHKのスクランブル放送の実現に向けて参りたいと」

 衆議院選挙の投開票は31日です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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