緊急事態宣言の全面解除の後、各地で感染リバウンドの兆しが出ています。24日、宮城県では過去最多となる171人の感染が確認されました。
■宮城の宿泊療養者が“無断外出”で・・・
宮城県では、新たな問題も起きました。
24日、宮城県は仙台市内のホテルで療養していた40代と70代の男性が、無断で外出していたと発表しました。
このうち40代の男性は、23日にホテルを抜け出しました。
深夜になって、ようやく電話がつながり、施設に戻るよう説得しましたが、宮城県の会見で「仙台市内の居酒屋にいると、居酒屋の場所は言えないということで、居所が分からず、自分で別のホテルに泊まり、あす(25日)帰ると回答があった」と発表しました。
その後、男性は、別のホテルに泊まり、自宅へと戻りましたが、宿泊療養施設に戻る意思はないことから、自宅療養へと切り替わりました。
男性が行った居酒屋は、現在も分かっていないということです。
また、宮城県の会見で「無断外出した場合は、そのことに伴った経費の負担、損失は本人の負担になる。損害賠償請求があるということ。行方不明となった場合には、警察に連絡するということを入所者に理解頂くことを徹底していきたい」とも発表しました。
■仙台市長は“マンボウ”要請を示唆
宮城県では、17日からの一週間の人口10万人あたりの感染者数が30.53人と、全国で最も高い数字となっています。
仙台市の郡和子市長は「歯止めがかからない場合は、特措法に基づく緊急事態宣言、あるいは蔓延(まんえん)防止等重点措置ですね。これも、お願いせざるを得ないのではないか」と話します。
蔓延防止等重点措置、いわゆる“マンボウ”とは、総理大臣によって発出されるもので、緊急事態宣言という最悪の事態にならぬよう、都道府県内の特定の区域、例えば市区町村単位などで出されます。
都道府県知事は事業者に対し、時短命令を出すことが最大の特徴です。そして、命令に従わない事業者に対しては、最大20万円の過料を科すことができます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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