米中関係が冷え込むなか、世界最大規模のユニバーサルスタジオが中国で初めてオープンしました。その狙いとは。

 雨にも負けず向かうのは、お目当てのアトラクション・・・。

 正午の開場を前倒してグランドオープンを迎えたのは、中国で新たに誕生したユニバーサル・スタジオ・北京。

 来場者:「徹夜でチケットを手に入れたの!」「天津から来ました。オープンをずっと楽しみに待っていました」

 略称は「USB」となるのでしょうか、アメリカや日本に続いて世界で5番目となる、ユニバーサル・スタジオ・北京はホテルなどを合わせると本家アメリカをしのぎ、世界最大の規模となります。

 園内は「ハリー・ポッター」や「トランスフォーマー」、そして中国ならではの「カンフー・パンダ」など、7つのエリアに37のアトラクションが並びます。

 来場者:「『ハリー・ポッターと禁じられた旅』が楽しみです」「いっぱい遊んで、いっぱい写真撮って、いっぱい食べる予定です」

 現在、マスクの着用とコロナ陰性証明の提示が必要なユニバーサル・スタジオ・北京。そもそも5月オープンの予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大で4カ月、延期していました。

 しかし、今月19日に発表された北京の新規感染者は0人。感染を抑え込みつつある中国での新たな巨大テーマパークのオープンには、こんな思惑があるとアメリカメディアは分析しています。

 米ウォール・ストリート・ジャーナル:「(アメリカの)NBCユニバーサルは娯楽事業で逆風に見舞われており、新型コロナウイルス禍からの回復を図る上でも、USB(ユニバーサル・スタジオ・北京)を成長の起爆剤としたい」

 中国メディアは、ユニバーサル・スタジオ・北京の収入は年間1700億円にも上ると報じています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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