ちまたで話題の“ちょっといーな”情報を、日替わりで紹介する「新井恵理那のあら、いーな!」。
1日のテーマは「若者に人気!進化型喫茶店」です。
今、若者を中心に喫茶店が人気!懐かしいだけではなく、こだわりが詰まっているそうです。
昭和世代に大ヒットしたインスタントカメラやレコードなどが、若者の間で再ブレークするなど、今、“昭和レトロ”が熱い!
そして、昭和を代表するプレースポット、喫茶店も注目を浴びているのです。そんななか、“ネオ喫茶”という新しい文化を知っていますか?
ネオ喫茶とは、古き良き喫茶店の大人な雰囲気は残しつつ、若者ならではの現代的なこだわりを取り入れたという、まさに大人の世界と若者の感性が融合した喫茶店なのです。
そこで、年間300件以上喫茶店やカフェ巡りをしているという斉藤アリスさんに、オススメのネオ喫茶を教えてもらいました。
それが、東京・高円寺にある「旅する喫茶」。「ここならではの究極の一品がある、一味違うネオ喫茶」だといいます。
■「昔ながら純喫茶好き」若き店長がオープン
その店は、高円寺駅から徒歩2分の細い路地にありました。
ドアを開けると、いきなり階段。階段を上がると、新しい店なのに、どこか懐かしさが漂う店内。置かれているアイテムにも昔ながらの雰囲気が感じられます。
「昔ながらの純喫茶が好きなので、それをイメージして作った」と語るのは、若き店長・玉置直樹さん。今年3月に25歳で店をオープンさせました。
純喫茶に憧れて始めたという店は、酒も出せるように、バーのようなカウンター席が用意されています。
■こだわりの“クリームソーダ” 常時5種類
まずは、こだわりの飲み物から注文してみました。
この店のイチオシは、クリームソーダ。「すべて色・味が違うクリームソーダを5種類、常時用意している」といいます。そのこだわりは、味はもちろん、美しい見た目。グラデーションがとてもきれいです!
味は、すごく爽やかで、甘みの中に酸っぱさがある。アイスの甘さにクリームソーダのシュワが合わさって、最高です!
作り方はシンプル。こだわりのシロップに、ロックアイス、レモン果汁を混ぜた炭酸水を入れるだけ。しかし、グラデーションを出すのがなかなか難しいそうです。
実は、この店のクリームソーダは、レシピ本を出版し、SNSでも話題のクリームソーダ職人、tsunekawaさんがプロデュース。美しいクリームソーダの写真を撮ろうと、若い人を中心に話題となりました。
店では、定番のグリーンを含め、“空”をテーマにした5種類のクリームソーダを用意。こういったこだわりも、ネオ喫茶と言われるゆえんです!
■14種類のスパイス配合!“究極のカレー”
さらに、もう1つのこだわりのメニューが、カレー。とことん、こだわって作った“究極のカレー”だといいます。
店長は、まだ知らぬ食材を求めて旅をし、出会った食材で、土地に合ったカレーを作っていたのが、「旅する喫茶」の由来です。
食材だけでなく、カレーのルーにもこだわり。使用するのは、14種類のスパイス。その配合に、なんと5年も費やしたそうです。
鶏肉も柔らかくするため、一晩ヨーグルト漬けと、ひと手間かけて完成させたのが、「旅する喫茶のチキンカレー」です。
味は、カレーのスパイスの香りが、一気に口の中で広がります。肉もホロホロです!そこまで辛さが強くなく、辛いのがちょっと苦手な人も、パクパク食べられます。
ネオ喫茶は一見、どこか懐かしいのですが、その中にこだわりと、新しさが詰め込まれていて、なんとも不思議な感覚でした。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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