ちまたで話題の“ちょっといーな”情報を、日替わりで紹介する「新井恵理那のあら、いーな!」。
26日のテーマは「コロナ禍でブーム!進化系図鑑」です。
子どもの頃、一度は夢中になった図鑑。実はここ数年で、とんでもない進化を遂げていました。
出版不況で書籍の売り上げが伸び悩むなか、図鑑の売り上げは一年で急上昇。その種類も豊富で、よくある動物や植物だけではなく、宝石や寿司など、実に様々です。
なぜ、図鑑が人気なのでしょうか?
そんな最新図鑑のすごさを教えてくれるのは、斎木健一さん。普段は、千葉県の博物館で館長を務める傍ら、プライベートで1800冊以上の図鑑を所有するほど図鑑が大好きな人物です。
今回は、図鑑ブームの火付け役となった、人気の進化系図鑑2冊を紹介します。
■常識を破壊・・・!?“比べる”図鑑
1冊目は、それまでの常識を破壊した「新版 くらべる図鑑」です。
それまでの図鑑は、動物や昆虫など、一つのジャンルに特化したものが一般的でした。しかし、この図鑑は、ジャンルを横断し、「比べる」という切り口でまとめられた、全く新しい形の図鑑だといいます。
例えば、「走る・飛ぶ」の速さのページでは、色々な動物が並んでいます。そして、ここでクイズです。「100メートル世界記録の人」とキリン、速いのはどちらでしょうか?
図鑑で答えを確認すると、キリンの方が先に走っています。実は、キリンが走る時の速さは、時速約56キロで、人間の1.5倍の速さだといいます。
他にも、生き物の大きさや、泳ぐスピードなどを比べることで、知識が入りやすくなります。
斎木さんは、「色々な動物が載っている図鑑はあったけど、“比べる”っていうのがなかった。比べるだけに集中したのが、この図鑑のすごいところ」と話します。
■最新技術で学ぶ!“AR連動”図鑑
2冊目は、最新技術が詰まっている「学研の図鑑LIVE 危険生物」。この図鑑は、スマートフォンと連動するといいます。
見た目は、よくある紙の図鑑ですが、専用のアプリでページ内の“マーク”を読み込むと、3DのAR(拡張現実)動画で動物を観察できるのです!
様々なシリーズが発売されていて、恐竜やジンベエザメ、カブトムシなども、スマートフォンを使って観察することができます。
また、スマートフォンの向きを変えることで、360度、好きな角度から生き物を観察することができるのも、うれしいポイントです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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