外はサクサク、中は旨味ジューシーのから揚げ。都内のから揚げ専門店「くにちゃんずキッチン」。今、テイクアウト需要で大人気になっていました。

 丸山邦夫店主:「コロナ前よりは出ています。お仕事されている方はお弁当とか丼ぶりで召し上がっているみたい」

 ところが、「皆大好き」から揚げを直撃しているのが・・・。

 丸山邦夫店主:「上がっていますね。下がればいいんですけど、どんどん上がっていく一方なので」

 ここ最近、外国産の鶏肉の仕入れ価格が上がっているのです。

 丸山邦夫店主:「去年から上がり始めて(その影響で)今年になって業者さんを変えまして。それでも2回ほど上がっています。キロで100円、200円上がっていますよね」

 それでも消費者への影響は及ぼすまいと、努力を積み重ねています。

 一方、スーパーはどうでしょう。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「ブラジル産とか輸入産の特売することもあったんですけど、最近、ブラジルのお肉っていうのはちょっと価格が高騰していて、仕入れ価格で2割から3割くらい上がっているんですね」

 そのため、特売商品をブラジル産から国産にシフトしているといいます。

 飲食店もスーパーも高騰の波を受けている外国産鶏肉の仕入れ値。その理由とは・・・。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「輸入物に関しては世界的なコロナということもありまして、コロナ禍のなかで、向こうで働く作業員の人手が集まらないっていう状況もあって」

 実際、農林水産省によりますと、産地の一つ、タイでは加工工場でクラスターが発生し、生産が停止したことで高騰につながっています。

 さらに、鶏の餌(えさ)である穀物の値上がりも要因の一つになっているということです。

 そもそも、鶏肉といえば肉のなかでも価格が安い“家計の味方”のはずですが・・・。

 買い物客:「むね肉は安いけど、もも肉はだんだん高くなっているかな。厳しいですね、だいぶ」

 アキダイ・秋葉弘道社長:「家計のなかで食費は非常にウェートが高くなっているんですね。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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