災害級の大雨となっている熊本県和水町や菊池市に警戒レベル5の「緊急安全確保」が発表されました。発表された地域はすでに水害や土砂災害が発生しているか、災害の発生が差し迫っている状況です。直ちに命を守るための最善の行動を取って下さい。

 4時間ほど前ツイッターに投稿された動画は熊本県北部にある和水町で撮影されたそうです。

 河川が増水し、住宅1階が浸水などしていました。

 熊本県と福岡県では12日午後1時59分、「線状降水帯」による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして、災害発生の危険度が急激に高まっているとの情報を出しました。

 午後、町内全域に警戒レベル5の緊急安全確保が発令された和水町。約3840世帯、9830人に少しでも命が助かる可能性が高い行動を取るよう呼び掛けています。

 九州で断続的に降っている激しい雨。

 午後3時現在、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、鹿児島の6つの県で「避難指示」が出され、24時間雨量はすでに200ミリを超えている所もあります。

 水量が急激に増した河川。国土交通省によりますと、福岡や熊本、山口で一時、「氾濫危険水位」を超えて周囲では厳重な警戒が呼び掛けられました。

 お盆の時期で利用者が多い新幹線や在来線も運転見合わせによる途中下車などが相次いでいます。

 広島から鹿児島へ帰省する人:「レンタカーになるかなと、車で行こうかと思っている。大分、予定が崩れそうかなと」

 大阪から鹿児島へ帰省する人:「困って困って。でも、とりあえず様子を見るしかないからいったん、払い戻して(新幹線が)動くかどうか様子を見る」

 前線は来週にかけて西日本や東日本に停滞し、13日からは広い範囲でさらに雨が強く降る可能性があります。

 また、気象庁は災害級の大雨をもたらす線状降水帯が発生しやすい状況だと説明。

 広島県では7年前の8月、線状降水帯による集中豪雨で土石流災害と崖崩れが連続して発生。家屋だけでなく、77人もの命が失われました。

 梅雨末期のような大雨が続き、土砂災害や道路の冠水や河川の氾濫など厳重に警戒が必要です。

 また、この雨は西日本から東日本へと広がり、長期間にわたって列島に影響を及ぼすとみられます。

 撮影者の家族:「勢いが強かったですね。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version