#特別ニュース #佐藤健 #菅田将暉

8月9日、仮面ライダー俳優同士の「頂上決戦」が繰り広げられた。

 2009年放送の『仮面ライダーW』で活躍した菅田将暉(28)が、07年の『電王』で活躍した佐藤健(32)が、20時~22時放送のTBS特番『佐藤健&千鳥ノブよ!この謎を解いてみろ!★史上最大の謎解きSP第2弾』にそれぞれ出演し、放送時間が丸被りしていたのだ。

「2人とも仮面ライダー俳優全員の中でもぶっちぎりの出世頭ですが、仮面ライダー俳優という点でも不思議な因縁があります。2人とも、仮面ライダーシリーズ主演の最年少記録保持者なんですよ」。

 W主演作だった『W』で桐山漣(36)の相棒だった菅田は当時16歳。単独主演では『電王』の佐藤と15年放送の『ゴースト』主演だった西銘駿(23)が、どちらも当時17歳で、それぞれ最年少となっている。

 ちなみに『W』も『電王』も、「主人公の失われた記憶」と「姉」が物語の重要なカギを握っており、かつ「肉体に精神を憑依させて戦う」という戦闘スタイルも一致しており、そういう意味でも菅田と佐藤には縁が感じられる。

「そんな2人の予期せぬ“裏かぶり対決”となりましたが、結果から言うと『10万円』の世帯視聴率10.5%に対して『この謎を解いてみろ』は5.5%。倍近く差をつけられて、佐藤の負けとなってしまいました。ちなみに、20~34歳の女性の視聴率で、ほぼ同じくダブルスコアで『10万円』の圧勝。理由としては、やはり佐藤が完璧すぎたのが大きい気もしますね」。

『この謎を解いてみろ!』は、大掛かりな施設で謎解きゲームに挑戦し、終始佐藤がカッコよく活躍していた。しかし、ほとんど詰まらずに攻略できていたせいで、逆に面白みがなかったという。

 1月11日に放送された『この謎を解いてみろ!』 の第1弾で、佐藤は最終ステージクリア直前に敗北。終了後のトークでは「不甲斐ない。リベンジさせてください。至急スケジュールを出します!」としていたが、今回は完全クリアに成功。

「我々にしては簡単すぎましたね。この5人(佐藤、ノブ、山田裕貴、西野七瀬、霜降り明星のせいや)をナメてもらっちゃ困る」と、得意げに話しており、そういう意味では佐藤にとっては満足のいく結果だったかもしれないが、盛り上がりにはかけてしまった。

■菅田のほうが面白シーンを連発していた。

「一方で、菅田が出演していた『10万円でできるかな』は、永野芽郁(21)と菅田で10万円分都内の“1000円ガチャ”を回して稼ぐという恒例企画でしたが、番組史上初の試みとしてお台場(菅田)、秋葉原(永野)、六本木(スタジオ)で『番組史上初!同時中継1000円ガチャバトル』として放送しました。

 ここで見せた菅田のポンコツ感が、バラエティ番組として非常に優れていたんですよ」。

 菅田はガチャ1発目が「緑色のうんちキーホルダー」だったが、これは電流が流れるジョークグッズ。『10万円できるかな』では、ゲストがこれを引くと、同行しているKis-My-Ft2のメンバー(今回は藤ヶ谷太輔)がゲストをビリビリさせるように誘導するという“お約束”があるが、今回は違っていた。

「藤ヶ谷が手を下すまでもなく、菅田は自分から無防備に触ってしまい、ビリビリの餌食に。スタジオは“(撮れ高を)ありがとうございます!”と盛り上がりましたが、さらにスタジオのキスマイが中継トラブルがあったとウソをついて“追い打ちビリビリ”を菅田にやらせた際も、菅田は実にいいリアクションをしていました」。

 菅田は、1回目のビリビリを無かったことにし、

「キーホルダー当たりました! なんか後ろにボタンがありまして……。ここにライトがあるんで、ライトがつくのかな? 押してみたいと思いま……あ痛ッ!」

 と、完ぺきなロケ映像を提供してくれたのだ。

「さらに、トークコーナーでは、『キネマの神様』で共演した永野が“菅田の意外な一面”として、いつも現場にギターを持ち込んで弾いている話を披露。すでに有名な話ではあるんですが、これを永野が“ミュージシャンです!って感じ”と評すると、菅田がそこそこガチなトーンで“やめろ! その言い方ヤダな”と返す姿が面白かったです(笑)。もちろん、菅田と共演の機会が多い永野だからこそのイジりですが……」。

 ちなみに、菅田は18年の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』に出演しており、オープニングでは役者ネタ全開のトークを菅田、橋本環奈(22)、小栗旬(38)と行ったが、その際も銀さん(小栗)に「CDデビューとかしてアーティスト気取りのアイツ」、神楽(橋本)に「私服のセンスがかなり微妙なアイツ」と、ネタにされていた。実は、けっこう気にしているのかもしれない。

「佐藤は、昨年12月に材料にこだわりぬいて作ったタートルネックのセーターとズボンを販売したのを機に本格的にアパレルブランド『A』を立ち上げていますが、菅田も自分で服を作るなど、かなりのファッション好きとして知られています。だからこそ、映画で“私服のセンスが微妙”とイジられたわけですね」(前同)

■女性歴もいい勝負な二人
 19年9月4日の『FASHIONSNAP』の対談記事によると、『仮面ライダーW』で共演した桐山が古着好きだったことが、おしゃれにハマるきっかけだったと明かし、ファッションブランドの立ち上げについては、

「裏方で関わることはあっても、たぶん僕が矢面に立つには時間が足りないと思う。たとえば、自分のブランドを持つとかは、たぶん俳優業を辞めなきゃ出来ない」

 と否定していた。ただし、ミシンが好きで服作りをしたり、映画の衣裳に役者として毎回意見したり、やはり服好きであることが伝わってきた。自分の子供に服を作りたいという思いもあるという。

「菅田も佐藤は、2人とも恋多き俳優として知られています。佐藤は、20代のころは10年に石原さとみ(33)と共演した際に“舞台袖で石原と佐藤が演技関係なしに濃厚なキスをしていた”と報じられたり、14年に広末涼子(39)との不倫疑惑が『女性セブン』(小学館)で報じられたり、共演者キラーとして知られていました。

 一方の菅田も、二階堂ふみ(26)、菜々緒(32)、堀田茜(28)など数々の美女たちとウワサになったことがあり、現在は小松菜奈(25)との熱愛が6月17日発売の『女性セブン』で報じられました。今年初め、菅田は小松が住む高級マンションの別部屋に半ば押しかける形で引っ越しを決行。半年ほどの“半同棲”生活を経て、6月中旬から本格的な同棲をスタートさせたそうです」(前出の専門誌記者)

 共通項の多い2人だが、意外にも視聴率では残酷な結果が出てしまった佐藤と菅田。菅田のようにポンコツな部分があるほうが、バラエティ番組では受け入れられるのかもしれないーー。

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