24日にはパラリンピックが開幕するわけですが、オリンピックを通じて浮き彫りになった課題はあるのでしょうか。国立競技場前から報告です。
(社会部・岩下耀司記者)
大会運営をどのように評価するかは、一番の課題である新型コロナウイルス対策がどれほど徹底されていたかがポイントになります。
選手村では滞在する選手などから連日、陽性者が確認されましたが、陽性率は約0.02%と、東京都が発表する都内の陽性率と比較すると最小限に抑えられた印象です。
大会で採用されたバブル方式について、組織委員会の武藤事務総長は「100点満点と言うつもりはないが、大局的には守られていた」と一定の評価をしました。
一方で、コロナ対策の要とされたプレーブックについては選手や大会関係者がルールを完全に把握したうえで守っていたかは疑問が残ります。
実際に違反があったとして参加資格が剥奪(はくだつ)された例もありました。
24日に開幕するパラリンピックには基礎疾患を持つ選手や、その選手をサポートする介助者も参加します。
パラリンピックに向けてはプレーブックの順守など、オリンピックで出た反省を生かしながら実効性を担保したルールの徹底がオリンピック以上に求められるといえます。
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