名古屋市の河村たかし市長が、東京オリンピックで金メダルを獲得した選手が表敬訪問した際、メダルをかじる行為をした問題で、市民からも市長の行動に疑問や批判の声が相次ぎました。

市役所には3000件以上の苦情

 ソフトボール日本代表で、金メダルを獲得した名古屋市出身の後藤希友投手。

 河村たかし市長を表敬訪問した際、市長の首に金メダルをかけると突然、マスクを外した市長は、がぶりとメダルをかじりました。

 この行為にSNS上で批判が殺到。5日の正午までに、市役所には少なくともメールや電話で3000件以上の苦情がきています。

 街の人からは市長の行動に疑問の声が相次ぎました。

「あまりよくないのでは。選手にも失礼だし、コロナ禍で人のものを口に入れてしまうのはよくない。もう少し考えてから行動してほしい」
「自分のものをかまれるのはそもそも嫌じゃないですか、金メダルですよ。愛情表現と言っていたが愛情ではない」
「金メダルを取ったというのがうれしいのはわかるが、もうちょっとやり方がなかったのかと思う」

ソフト後藤選手が所属するトヨタ自動車が異例のコメント

 後藤選手が所属するトヨタ自動車は…

「今回の不適切かつあるまじき行為は、アスリートへの敬意や賞賛、また感染予防への配慮が感じられず大変残念に思います」「河村市長には、責任あるリーダーとしての行動を切に願います」と異例のコメントを発表しました。

 河村市長は、この騒動に「かじる行為は最大の愛情表現だった。金メダル獲得は、あこがれだった。迷惑をかけているのであれば、ごめんなさい」と4日、コメント文を出しています。

(8月5日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より) .

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