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東 行男 社長
和歌山県で戸建て住宅の着工棟数トップのアズマハウス(和歌山市)は、賃貸事業を柱とするビジネスモデルへの移行を推進する。自社で所有する賃貸住宅は2300戸だ。土地情報の仕入れ力を生かし、賃貸住宅の建設や分譲地販売にも注力する。金利や資材の高騰を見据え、戸建て分譲、建築事業への依存度は下げていく方針だ
戸建て建築、 棟数追わず
所有物件は2300戸 今後も継続して購入
和歌山市を拠点に、建設事業や不動産事業を手がける同社は、家賃収入の拡大を目指し、自社所有物件を増やす方針だ。2026年3月期の売上高は116億2200万円。そのうち5割強が建築事業、3割強が不動産事業だ。一方、経常利益9億1700万円のうち、建築事業は1割弱で、不動産事業が8割強を占める。建築事業の大半を占める戸建て事業の採算性の低さが、課題となっている。
同社は1977年に東行男社長の父が創業し、2027年に設立50周年を迎える。20年には、和歌山県内最大の賃貸管理会社、賃貸住宅センター(同)を含むアイワグループを買収し、管理戸数は1万4912戸、賃貸仲介件数は3181件(26年3月期)に達した。
同社は30年前から、土地の売買や新築住宅の建設で得た利益を基に、賃貸物件の購入を始めた。自社所有物件から得られる家賃収入が、不動産事業の売上高の6割強を占める。
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アズマハウスが所有する和歌山市内の賃貸マンション
「当初、賃貸用不動産を買い始めたのは、思い付き程度だった。だが今は当社の利益を支えている。物件価値を見定め、良いものについては購入を進めていきたい」
強みは、戸建て事業で培った分譲販売のノウハウだ。住宅地として人気のエリアを熟知し、多角的に不動産価値を見極めることができる。また、自社所有物件に関しては、RC造マンション、木造アパート、木造戸建て住宅など、賃貸用の新築建設も進めており、27年度も家賃収入の伸長を見込む。
土地の賃貸も行う。和歌山市では、ドラッグストア、スーパー、介護施設、外食産業など幅広いプレーヤーに自社で購入した土地を貸す。
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