シティの若き才能にとって夢が現実に
アランは、ブラジル代表の初招集を受け、充実した日々を過ごしている。夏の移籍市場でエティハド・スタジアムへ移った22歳は、日本、シンガポールとの国際試合に向けたカルロ・アンチェロッティ監督の26人のメンバーに、新顔の一人として名を連ねた。今回の招集は、イングランドでの生活に素早く順応したことへの報いでもある。エンツォ・マレスカ監督率いるチームと5年契約を結んだアランは、カラバオカップのノリッジ・シティ戦で1ゴール1アシストを記録し、5-0の大勝に貢献。早くも存在感を示した。
この節目について、アタッカーはワールドカップで5度優勝しているブラジル代表に認められたことへの大きな誇りを語った。「今、自分が経験していることをとてもうれしく思います。サッカーを見て、サッカーの世界で育つ子どもたちにとって、これは夢だと思います。ブラジル代表に入ることは夢です。かつては自分にとって、とても遠いことだと思っていました。それが今、招集され、ブラジル代表のユニフォームを着て、国の誇りを胸にプレーできる。その喜びを感じられることは、自分にとって本当に報われることです。合流してベストを尽くし、神の思し召しがあれば、その場所にとどまりたいです」と、『Globo』に語った。
巨額の移籍金と急成長
8月のアランのマンチェスター移籍は、近年のブラジルのクラブが関わった取引の中でも、特に大きなものの一つだった。パルメイラスは、保証額3750万ユーロに成績に応じた追加額250万ユーロを加えた総額4000万ユーロで売却を認めた。この移籍により、アランは国内屈指の有望株としての地位を確立。移籍金で上回るのは、チェルシーのエステヴァンとレアル・マドリーのエンドリッキだけだった。
アリアンツ・パルケからの旅立ちは、パルメイラス史上3番目に高額な売却となり、アランに寄せられる期待の大きさを物語っている。シティ加入後、この若きFWは、クラブがその可能性に巨額を投じた理由を垣間見せてきた。トップチームにも滞りなく溶け込み、アンチェロッティ監督にブラジル代表の攻撃陣で新たな強力な選択肢をもたらしている。
アンチェロッティ監督、ブラジル代表に新たな顔ぶれ
アンチェロッティ監督は2026年最後の代表活動期間を前に選択肢の刷新を続けており、今回のブラジル代表で新たに招集されたのはシティのアランだけではない。イタリア人指揮官は、クルゼイロのジョナタン・ジェズスとコリンチャンスのMFアンドレ・ルイスも初招集。シャフタール・ドネツクのマルロン・ゴメスとアリソン・サンタナも、初めてA代表に選ばれた。
新たな才能を相次いで招いたことからは、次の公式戦のサイクルを前に選手層を広げようとする指導陣の方針転換がうかがえる。ブラジル代表は直近、オーストラリアとの試合で1-1の引き分けと4-2の勝利を記録し、その後はインドに4-0で快勝した。アランのような意欲ある若手の招集には、この勝利の勢いを維持する狙いがある。
アジアでの2連戦へ
ブラジル代表はシンガポール・ナショナルスタジアムでのアジア2連戦をもって、2026年の日程を締めくくる。初戦は11月14日の日本戦で、3日後の11月17日にはシンガポールと対戦する。この2試合は、アランが代表初出場を果たし、国際サッカーの最高レベルにふさわしい選手であることを証明する絶好の舞台となる。

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