兵庫県の複数の消防本部(姫路市消防局・西はりま消防組合・赤穂市消防本部)において、次世代救急システムである「HEARTS2.0」の本格運用が同時に開始された。
本システムは、TXP Medical株式会社が提供する「NSER mobile」を基盤とするもの。
背景
姫路市消防局管内では10年前と比較して救急隊員の負担が増大傾向にあることや、非常時の地域救急医療体制が脆弱化していることなどが課題となっていた。
2021年に「HEARTS」を導入してからは段階的に現場のDXを推進してきたものの、非効率な事務作業や情報の不可視化、業務の長時間化などが残された課題として存在している。
これらの課題を解決するため、姫路市消防局は同県の西はりま消防組合および赤穂市消防本部と「HEARTS 2.0」を共同で構築した。
期待される効果
今回の導入によって期待される効果は以下の通り。
・搬送先決定までの時間の短縮
搬送集中から分散搬送へ転換することによって、搬送困難割合の低減・応需率の向上に貢献
・救急隊・医療機関の業務効率化
帰署後の事務作業および医療機関側の二重入力作業を削減することで双方の働き方改革に貢献
・連携医療情報の質向上
情報のリアルタイム共有によって、医療機関の適正な受入判断や早期治療開始をサポート
・エビデンスに基づく政策立案の推進
構造化データの蓄積によって地域救急医療施策の立案・検証に活用
(執筆:デジタル行政 編集部)
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