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アメリカ連邦航空局(FAA)によりボーイング737MAX10の型式証明が交付されたことを受け、業界の関心は「初号機の受領がどの航空会社になるのか」という点に集まっています。現段階での情報をまとめると、カナダのウエストジェットが初号機を受領する最有力候補として浮上しています。
この見方を決定づけたのは、航空機リース会社のアビエーション・キャピタル・グループ(ACG)とウエストジェットが10月20日にそれぞれ発表した公式声明です。ACGが「当社にとって初となる737MAX10をウエストジェットに納入する」と明言したのに加え、ウエストジェット自身も「ローンチカスタマーとして、2027年初頭(第1四半期)に最初の機体を受領し運航開始プロセスに入る」と公式に宣言しました。
同型機にはユナイテッド航空やライアンエアーといった超大型顧客が存在しますが、ウエストジェットが先行すると見られる理由はスケジュールの具体性があります。ウエストジェットが2027年第1四半期の受領・就航を明確にしているのに対し、ユナイテッド航空の受領は、早くても2027年半ば(6〜7月頃)になるとの見方が強まっています。
また、オプションを含め最大300機という圧倒的な発注数を誇る欧州最大のLCCであるライアンエアーも、マイケル・オレアリーCEOが「2027年初頭に最初のロットを受領する」と言及していますが、発注のタイミングや初号機受領への言及が無かったことなどによりACGが先行するとみられています。さらに、アラスカ航空が2027年第2四半期に自社の737フリート初となるフルフラットシート搭載機として受領を予定しているほか、デルタ航空も2027年中の受領に向け準備を進めています。
最終的に「初号機」がどの航空会社に引き渡されるかはボーイングの生産ラインの進捗や最終調整に委ねられますが、自らローンチカスタマーを名乗り、最も早い時期での受領を公言しているウエストジェットが一歩リードしている状況です。長らく開発が遅延していた737MAX10ですが、各社の納入スケジュールが具体化し、いよいよ就航に向けた動きが国内外で本格化しています。Photo : WEST JET
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