ユニ・チャーム株式会社は2026年10月14日、豊田通商株式会社との合弁による東アフリカ現地法人「SOFY UNICHARM EAST AFRICA LIMITED」の事業発表会と設立式典を、ケニア・ナイロビで開きました。現地の販売店やビジネスパートナー、政府関係機関などが対象です。

新会社は従来の卸売体制から直接販売主体へ移行し、2030年までに売上高15億ケニア・シリング(約18億円)、東アフリカ全域で200万人の女性へ商品を届けることを目指します。

女性支援を原点に、東アフリカを次の成長拠点へ

式典では、ユニ・チャーム代表取締役 社長執行役員の高原豪久氏が登壇しました。コーポレート・ブランド・エッセンス「Love Your Possibilities」と、第13次中期経営計画「Project Renaissance」の「3つのR(Renaissance、Rebirth、Resonance)」に沿って方針を発表しています。

高原氏は、1976年に日本で薄型生理用ナプキン『チャームナップミニ』を発売して以来、女性が抱える課題の解決を原点に事業を広げてきた歴史を紹介しました。そのうえで、高い成長性と可能性を持つ東アフリカを、「ライフタイムパートナー」を目指すための重要なエリアと位置づけ、現地の生活者に寄り添う姿勢を強調しました。

社名には、海外現地法人として初めてブランド名『SOFY』を冠しました。事業の原点に立ち、東アフリカの女性たちに寄り添ってその可能性を応援するという、強いコミットメントを示したものだと説明しています。

現地ニーズに合わせた商品と、直接販売への移行

続いて、新会社のマネージング・ディレクターに就任した藤原大悟氏が、これまでの歩みと今後の事業戦略を説明しました。

商品面では、プレミアム生理用ナプキン『SOFY Deep Absorb』、現地委託生産で品質と購入しやすい価格を両立した『SOFY Long Lasting』、手に取りやすい1枚入りの『SOFY Long Lasting Single Sachet』の発売を振り返っています。現地生活者の購買力やニーズに応える取り組みです。

新会社の設立により、従来の卸売体制から、新会社による直接販売主体へ移行します。自社主導でマーケティングと流通網の構築・管理を進め、現地販売代理店との連携のもと、ケニア国内での市場浸透と周辺国への輸出を加速させる計画です。

新会社の概要は次のとおりです。事業の開始は2026年9月で、所在地はケニア共和国ナイロビです。事業内容は、生理用品・紙おむつなどの製造・販売と、周辺諸国への輸出です。

4つの基本方針と2030年目標

新会社は、次の4つを基本方針に掲げています。

Portfolio & Access:生理の貧困(Period Poverty)の解消に向けた、安心・手頃な選択肢の拡大
Distribution & Reach:適切な衛生知識と製品を届ける、流通・教育ネットワークの拡大
Talent Investment:現地女性人材への投資とキャリア支援
Partnership & Cohesion:「共生社会の実現」に向けた、地域社会・政府とのパートナーシップ

これらの取り組みを通じて、2030年までに売上高15億ケニア・シリングを達成し、東アフリカ全域で200万人の女性へ商品を届けることを目指します。

ユニ・チャームは、新会社の設立を機に東アフリカでの事業基盤をさらに強固にし、現地の生活者の心とからだの健康を支えていくとしています。今後も事業活動を通じて社会課題の解決に取り組み、ミッションである「共生社会の実現」と「SDGsの達成」に貢献していく考えです。

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