(CNN) ロシア軍が3日、ウクライナ首都キーウの北橋を攻撃した。ロシア政府はキーウに対する攻撃を激化させており、市内のインフラを相次ぎ狙っている。

キーウのクリチコ市長によると、3日の攻撃で2人が負傷した。攻撃により橋の路面とトロリーバスに電力を供給するシステムが損傷し、一部通行止めになっているという。

ロシアのドローンが北橋を直撃した=2日/Valentyn Ogirenko/Reuters
ロシアのドローンが北橋を直撃した=2日/Valentyn Ogirenko/Reuters

この攻撃の前日には、地上交通と地下鉄が通るキーウの南橋が、24時間足らずの間に5回攻撃を受けた。

攻撃により1日以降、交通に大きな混乱が生じている。南橋は閉鎖されたままで、北橋では通行が制限されている。

ドニプロ川にかかる橋がロシアの攻撃によって損傷を受けた。2日に配布された資料で明らかになった/State Emergency Service of Ukraine in Kyiv/Handout/Reuters
ドニプロ川にかかる橋がロシアの攻撃によって損傷を受けた。2日に配布された資料で明らかになった/State Emergency Service of Ukraine in Kyiv/Handout/Reuters

ウクライナ当局者は、一連の攻撃によってキーウが事実上、二つに分断されていると述べた。

キーウはドニプロ川を隔てて二つに分かれており、右岸にはビジネス施設やオフィス、政府機関の大半がある。左岸は主に住宅地で、住民の少なくとも30%が暮らしている。

ロシア国防省は、3日に攻撃を実施したと発表。北橋はウクライナ軍の部隊や軍需物資の移動に使われていると主張した。キーウ州の物流センターも標的にしたという。

キーウのトカチェンコ州知事は3日、倉庫と生産施設が攻撃を受け、4人が負傷したと述べた。

ウクライナは迎撃ミサイルの不足に陥っている。ジェット推進式ドローン(無人機)を防ぐその他の手段も限られている状況につけ込み、ロシアは8月下旬、キーウへの攻撃を加速させた。クリチコ氏は3日、「首都は非常に深刻な状況にある。もはや平時と同じように暮らせるふりをすることはできない」と述べた。

ウクライナ空軍は声明で、ロシアが2日夜から3日未明にかけ、攻撃型ドローンとおとりのドローン計157機を発射したと発表した。このうち131機を防空システムが撃墜または無力化したという。

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