9月22日、Bリーグ1部が「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」と名前を変え、発展させた形で開幕を迎えた。

 開幕戦のカードは、10年前にB.LEAGUEがスタートしたときと同じ、アルバルク東京対琉球ゴールデンキングス。昨季からアルバルクの本拠地として開設されたTOYOTA ARENA TOKYOで行われ、ホームチームが勝利を収めた。

 Bプレミアになって変わったことのひとつが、試合会場となるアリーナだ。Bプレミアに加入する条件のひとつとして本拠地のアリーナに基準が設けられたこともあり、全国各地で新アリーナの建設が続いている。その中でもTOYOTA ARENA TOKYOはトップクラスのアリーナと評価されている。

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 江東区青海にあり、トヨタ自動車が土地を、トヨタ不動産が建物を所有し、トヨタアルバルク東京株式会社が運営を担っている。アリーナの建物内には、イベントが行われるメインアリーナと隣り合う形で、アルバルク東京の練習コートが設けられている。メインアリーナがコンサートなどで埋まっている日でも、チームは自由に練習できる。そんな贅沢な空間を、チームの活動以外で使う以外にどうやって活用するのか――。

 これは、Bプレミア誕生によって新たに芽生えた夢物語だ。

話題を呼んだNBAトップ選手の投稿

 今年の夏、ジャマール・マレー(デンバー・ナゲッツ)が自身のSNSに上げた動画に日本のNBAファンが沸き立った。契約スポンサーのイベントで来日中だったマレーと、ラスベガスでのNBAサマーリーグ後に代表活動に備えて帰国していた河村勇輝が練習している動画で、マレーの「東京で河村勇輝といい練習ができた」というコメントとあわせて投稿されていた。

 このとき2人が練習していたのが、アルバルクの練習コートだった。

 実はこのコートは、最近、来日したNBA選手たちの人気スポットになっている。イベントや休暇で日本を訪れた選手たちが、滞在中に練習をする場所を求めて訪れていたのだ。マレーと河村も、偶然、同じ時間にコートを使ったことで、共にワークアウトすることになったのだという。マレーや河村だけではない。八村塁(ロサンゼルス・クリッパーズ)、ジェイレン・ウィリアムズ(オクラホマシティ・サンダー)、カイル・クーズマ(ミルウォーキー・バックス)も今夏にこのコートを使ってワークアウトをしていた。実際には来なかったが、ディロン・ブルックスやブルック・ロペスからも問い合わせがあったという。

 これには仕掛け人がいた。アルバルクのゼネラルマネージャー、伊藤大司だ。

【次ページ】 中学卒業後に渡米した伊藤GM

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