手話言語の国際デー」である2026年9月23日(水・祝)、兵庫県神崎郡福崎町の「福崎町エルデホール」にて「第4回全国手話ダンス甲子園 決勝大会」が盛大に開催されました。
全国7地区の予選を勝ち抜いた約20チームが集結し、手話とダンスを融合させた「共生のアート」を披露。
会場全体が熱気に包まれるなか、兵庫県の高校生を中心とするチーム「Miracrew(ミラクルー)」が見事、第4代王者の栄冠に輝きました。

第4回全国手話ダンス甲子園決勝大会
【第4回手話ダンス甲子園】最終審査結果一覧
一位(優勝)
Miracrew(ミラクルー)
二位
RAYVEL(レイベル)
三位
Sign(サイン)
ガジロウ賞
ZIGGY.B(ジギービー)
ダンスパフォーマンス賞
SIGNDAYON!(サインダヨン)
アートパフォーマンス賞
Liberty(リバティ)
ダイバーシティ賞
ぷりずむ
メッセージ賞
Team F_XTEND(チーム エフ エクステンド)
Miracrewが紡いだ3年越しのドラマ
見事優勝を果たした「Miracrew(ミラクルー)」は、今から3年前の2023年、手話ダンス甲子園への出場をきっかけに出会い結成されたチーム。
第1回決勝大会(2023年):出場
第2回決勝大会(2024年):審査員特別賞(ガジロウ賞)
第3回決勝大会(2025年):第3位
第4回決勝大会(2026年):第1位(優勝)
結成以来、耳の聴こえるメンバーも聴こえないメンバーも友として共に歩み、経験を重ねてきたMiracrew。
しかし高校3年生を迎えた今年、メンバーの新たな旅立ちに伴い「今のメンバーで挑む最後の大会」として今大会に臨みました。
「聞こえる、聞こえない関係なしに親友になれたこの出会いに心から感謝し、最高の思い出にする」——そう誓って挑んだステージでは、溢れる想いと深まった絆が圧巻のパフォーマンスとなって実を結び、3年越しのステップアップを経て日本一をつかみ取りました。

Miracrew(ミラクルー)

歴代王者と常連強豪チームが魅せた「手話ダンス甲子園」の絆と貫禄
第4回を迎え、手話ダンス甲子園は全国の強豪たちが互いを高め合う伝統ある大会へと成長しています。
RAYVEL(レイベル)は年齢・性別・障がいの有無を超えたインクルーシブチーム。

二位 RAYVEL(レイベル)
第2回大会の2位、第3回大会のアートパフォーマンス賞に続き、今大会でも堂々の2位を獲得。「みんな誰かのヒーロー」を掲げ、心に熱を届けるエンターテインメントとして圧倒的な存在感を示しました。
Sign(サイン)は2023年の第1回大会で初代チャンピオンに輝いた広島の強豪チーム。

三位 Sign(サイン)
難聴者、ダウン症、難病・肢体障がい者、高校生や外国籍メンバーらが集い、平和へのメッセージを込めた高精度のパフォーマンスで3位に入賞しました。
地元・兵庫から参加し続けるZIGGY.Bは、第1回(メッセージ賞)、第2回(メッセージ賞)、第3回(ガジロウ賞)、そして今大会(ガジロウ賞)と、4大会連続で賞を受賞。

ガジロウ賞 ZIGGY.B
手話ダンス甲子園の歴史を語る上で欠かせない象徴的チームとして会場を盛り上げました。

メッセージ賞 Team F_XTEND(チーム エフ エクステンド)

ダイバーシティ賞 ぷりずむ

アートパフォーマンス賞 Liberty(リバティ)

ダンスパフォーマンス賞 SIGNDAYON!(サインダヨン)
技術だけじゃない——「多様性と共感」を評価する独自の審査基準
全国手話ダンス甲子園が一般的なダンスコンテストと一線を画すのは、その独自の審査方式にあります。評価は「技術」だけでなく、以下の4つの観点(各25点・計100点満点)から総合的に行われます。
ダンスパフォーマンス(技術・構成・完成度)
芸術性(楽曲の世界観やストーリーの表現美)
多様性・共生深度(性別・年齢・障がいの有無・能力の違いを生かした構成)
伝達・共感性(手話表現や表情からメッセージがどれだけ観客の心に届くか)
指の動きや表情一つひとつに文法と意味がある「手話」。
歌詞のメッセージを全身で表現し、観客と感情を共有する姿こそが、本大会が目指す「共生のアート」。
サブステージや「もちむぎ万博」で福崎町全体が賑わう
当日はエルデホールでの決勝大会に加え、隣接する福崎町文化センター大ホールにてサブステージショーが無料開催され、出場チームによる圧巻の再パフォーマンスが披露されました。
屋外芝生広場では「もちむぎ万博2026 in Fukusaki」やキッズパーク「ASOBI.」が同時開催され、福崎町特産のもちむぎを使ったワンコイン料理を楽しむ大勢の家族連れで賑わいました。

司会を務めたKiss FM KOBEレポーターの森島みなみさんや、特別ゲストのシンガーソングライター・HIPPYさんによる熱いライブ(代表曲「君に捧げる応援歌」)も披露され、アートとグルメと笑顔が溢れる一日となりました。

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