(CNN) 干ばつが続くスペインとポルトガルの国境地帯で2022年、1992年にダム開発で川底に沈んだ「幽霊村」が再び姿を現す出来事があり、観光客を引きつけた。

干ばつでひび割れた地面を歩く観光客が目にしたのは、半壊した屋根やれんが、かつてドアや梁(はり)の一部となっていた木材の残骸だ。

観光客は以前から、乾期に水面から屋根が顔をのぞかせているのを見ることができたが、22年は極端な干ばつにより村全体が姿を現した。

1992年にダム開発で川底に沈んだ建物/Reuters
1992年にダム開発で川底に沈んだ建物/Reuters

ポルトガルとスペインがあるイベリア半島では、冬の乾燥が観測史上最悪の水準に達した影響で貯水池の水位が低下し、農家や住民から心配の声が上がっていた。

公式記録によると、スペインの同年1月の降水量は例年の4分の1にとどまった。各地の貯水池の水量は容量の半分を下回る状況だった。

スペイン気象当局の報道官は当時、「最も降水量が多いはずのこの時期に雨が降らなければ、貯水池の水量は回復しない」などと指摘。将来を考えると本当に心配だと話した。

隣国のポルトガルを捉えたドローン(無人機)の映像には、水量が減って乾いた川岸にボートが転がっている様子が映っていた。

本記事は2022年2月16日初出の記事を再編集して掲載したものです。

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