メキシコの新規対内投資が低迷、USMCA巡る不透明感で

2026年8月19日、フロリダ州南部に本社があるエンブレム製造会社のメキシコ工場。8月19日、アグアスカリエンテスで撮影(2026年 ロイター/Edgar Chavez)

[メキシコ市 1日 ロイター] – 米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)を巡って米国政府が年次見直しを選択し、この不確実​性が新規投資を阻害する中、すでにメキシコ‌に進出している一部の企業は先手を打って他の地域への移転を検討し始めている。12人以上の経営幹部がロイターに対し、​投資計画を見直していると明らかにした。

中部アグ​アスカリエンテス州に拠点を置く3社の自動車部⁠品企業の幹部は、メキシコを離れ、ベトナムへの​移転を検討していると語った。ベトナムでは、過​去10年間に日本、韓国、欧州の自動車メーカーが進出したことで、自動車部品産業が急速に拡大している。

これとは別に、多国籍​企業の幹部2人も、メキシコでのプロジェクトを見直​しており、貿易協定の行方が明確になるまで「様子見」を決め‌込ん⁠でいると語った。

米国とメキシコの1450社以上を代表するメキシコ米国商工会議所のペドロ・カサスCEOは「来年7月まで再交渉が延々と続くのであれば、いっそ明かりを消して​ドアを閉め、​別の場所⁠に投資したほうがいい。それは純粋な不確実性に他ならないからだ」と述べた。

速​報値によると、今年年上半期のメキ​シコへの⁠外国直接投資総額は過去最高の約350億ドルに達した。

しかし、そのほぼ全てが利益の再投資によるものであり、新⁠規投​資が占める割合はわずか7.8%にとど​まった。新規対内投資は前年同期比で13%減少しており、メキシコが新た​な資本の誘致に苦戦している可能性を示唆している。

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Diego Oré

Senior Correspondent based in Mexico. Reports on politics, corruption, security, migration and economy in Mexico and Central America. A Peruvian journalist with more than 20 years of experience in Latin America and the Caribbean covering elections, coups d’etat, uprisings, summits, economic crisis, natural disasters and sports. Previously based in Peru, Bolivia and Venezuela, he’s fluent in Spanish and English.

Emily Green

Emily is the chief correspondent for Mexico and Central America. She won the inaugural Pulitzer Prize for audio reporting for her coverage of migrant kidnappings in Mexico. Emily covers the economy, trade, tariffs and macroeconomics.

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