
2026年9月19日(土)から23日(水・秋分の日)までの5連休について、岐阜県の旅館209施設・4,386室のブッキングカーブを宿泊日の45日前から直近まで追跡したところ、同じ連休のなかで推定OCC(OTA掲載在庫ベース)が20ポイント近く割れる「山」と「谷」がはっきり分かれた。9月21日(月・敬老の日)は45日前の時点ですでに91.0%、直近の観測で99.7%に達し、完売施設率(推定)は61.2%→97.6%へ36.4ポイント積み上がった。一方で最終日の9月23日(水)は45日前70.5%から直近80.2%までしか伸びず、完売施設率(推定)は34.6%→42.8%と8.2ポイントの積み上げにとどまる。連休を一枚のカレンダーとして扱うのではなく、日ごとに打ち手を分岐させる必要がある局面である。
本記事のデータについて — 対象: 岐阜県の旅館 N=209施設(4,386室)・リゾートホテル N=13施設(1,153室)。本記事の価格指標は推定成約ADR(OTA等の販売データから推定される成約価格水準・税抜相当)、稼働率はOTA掲載在庫ベースの推定値。いずれも定義は記事末尾。データ時点: 2026年9月7日。
Key Takeaways
— 同じ5連休で推定OCCが20ポイント割れた。旅館は9/21が45日前91.0%→直近99.7%、最終日9/23は70.5%→80.2%。連休を一枚のカレンダーとして扱えない。
— 9/22は「弱い日」ではなく「遅く動く日」。45日前78.6%と出発点は低いが直近94.9%まで+16.3ポイント(リゾートは+20.0ポイント)と5日間で最大の上積み。45日前の断面だけで値下げに動くと読み違える。
— 9/23は連休ではなく「やや弱い平日」。直近80.2%は平常週末の9/26(86.2%)・10/3(86.4%)を下回る。完売施設率(推定)も42.8%で、半数以上の施設に枠が残っている。
— 単価の主戦場は10〜11月。旅館の推定成約ADRは2026年9月¥15,438に対し10月¥17,897・11月¥17,268。9月連休の高稼働は、紅葉期の価格設計に対する先行情報である。
5連休は一様ではない — 岐阜県旅館の日別ブッキングカーブ
まず前提を確認しておく。内閣府が公開する「国民の祝日」一覧(syukujitsu.csv)には、2026年9月21日=敬老の日、9月22日=休日(前後を祝日に挟まれた国民の休日)、9月23日=秋分の日が明記されている。9月19日は土曜、20日は日曜であるため、2026年の9月は19日(土)〜23日(水)の5日連続という形になる。連休としては長いが、後半2日は平日カレンダー上の火曜・水曜であり、需要の性格が前半と異なる可能性がある——という仮説をブッキングカーブで検証したのが以下である。
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
5本の線は、いずれも右へ進む(宿泊日に近づく)ほど上昇するという点では共通している。違いは「どの高さから始まったか」と「どれだけ上積みできたか」の2点にある。9月20日(日)は45日前の時点で93.7%と、すでに事実上の満室圏に入っていた。9月21日(月・敬老の日)は91.0%から立ち上がり、30日前に97.0%、直近で99.7%。9月19日(土)は87.1%→93.0%→98.3%と、45日前から直近まで11.2ポイントを積み上げている。
これに対し、連休後半は明確に別のカーブを描く。9月22日(火)は45日前78.6%と出発点が10ポイント以上低く、30日前でもまだ85.4%。ただし直近では94.9%まで来ており、45日前からの上積み幅は+16.3ポイントと5日間で最大だった。つまり9月22日は「遅れて埋まる日」であり、45日前の断面だけを見て弱い日と決めつけると読み違える。最終日の9月23日(水・秋分の日)は45日前70.5%、30日前74.5%、直近80.2%。上積みは+9.7ポイントあるが、水準としては連休中で唯一80%台前半にとどまる。同じ連休を45日前・30日前の断面から先に逆算した内容は、岐阜の秋5連休を逆算するでも取り上げている。
表1 岐阜県・旅館の日別ブッキングカーブ(2026年9月19日〜23日/45日前・30日前・直近の3定点、N=209施設・4,386室)
宿泊日45日前
推定OCC30日前
推定OCC直近
推定OCC45日前→直近
上積み完売施設率(推定)
45日前→直近
9/19(土)87.1%93.0%98.3%+11.2pt54.5% → 87.6%
9/20(日)93.7%98.0%99.8%+6.1pt70.0% → 97.6%
9/21(月・敬老の日)91.0%97.0%99.7%+8.7pt61.2% → 97.6%
9/22(火・休日)78.6%85.4%94.9%+16.3pt36.5% → 69.2%
9/23(水・秋分の日)70.5%74.5%80.2%+9.7pt34.6% → 42.8%
岐阜県・旅館 N=209施設(4,386室)/直近の観測日はいずれも2026年9月6日(宿泊日により残り13〜17日)。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
完売施設率で見ると、山と谷の差はさらに開く
推定OCCは県全体の在庫を分母にした平均値であるため、大型施設の在庫状況に引きずられる。そこで「掲載在庫が確認できなくなった施設の割合」=完売施設率(推定)を並べると、日別の分岐はより鮮明になる。
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
9月20日・21日は直近でともに97.6%——観測できた施設の実質すべてが、OTA等の一般販売枠を出し切っている状態にある。9月19日も87.6%。この3日間について、市場全体としてはもはや「売る」フェーズではなく、残った枠をどの価格・どの条件で手放すかだけが論点になっている。
対照的に9月23日は42.8%。半数以上の施設に、直近時点でもまだ販売枠が残っている。9月22日は69.2%で、その中間に位置する。ここで重要なのは、9月23日の直近推定OCC 80.2%(2026年9月6日観測・残り17日時点)という水準が、連休を外した平常週末とほぼ同じ高さにすぎない点である。同じ岐阜県の旅館で9月26日(土)は残り20日時点で86.2%、10月3日(土)は残り27日時点で86.4%。9月23日は「連休の一部」ではなく「やや弱い平日」として値づけと販促を設計したほうが実態に近いことを、カーブは示している。
リゾートホテル(N=13施設)— 形は似て、谷はより深い
同じ岐阜県のリゾートホテルは対象がN=13施設(1,153室)と小さく、1施設の動きが完売施設率を約7.7ポイント動かす。したがって以下は傾向の参考値であり、断定的に読むべきではない。
表2 岐阜県・リゾートホテルの日別ブッキングカーブ(2026年9月19日〜23日/N=13施設・1,153室、参考値)
宿泊日45日前30日前直近上積み旅館の直近との差
9/19(土)81.4%83.3%96.7%+15.3pt−1.6pt
9/20(日)85.3%93.0%98.9%+13.6pt−0.9pt
9/21(月・敬老の日)81.2%89.6%99.0%+17.8pt−0.7pt
9/22(火・休日)72.3%82.7%92.3%+20.0pt−2.6pt
9/23(水・秋分の日)66.3%71.5%75.1%+8.8pt−5.1pt
岐阜県・リゾートホテル N=13施設(1,153室)。推定OCC(OTA掲載在庫ベース)。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
形状は旅館とよく似ている。9月19〜21日は45日前80%台前半から直近96〜99%へ立ち上がり、9月22日は+20.0ポイントと5日間で最大の上積みを見せた。他方、9月23日は45日前66.3%→直近75.1%で、旅館の同日(80.2%)よりさらに5.1ポイント低い。N=13という母数の小ささを踏まえても、「連休最終日の落差はリゾートホテルのほうが大きく出やすい」という方向性は読み取れる。連泊需要(19日または20日イン、2〜3泊)で埋まる部分が大きいカテゴリほど、最終日単独の需要は薄くなりやすい、という解釈と整合的である。連休前半に需要が集中する形は隣接県でも観測されており、三重県の旅館・リゾート、11年ぶり5連休は前半3日に需要集中が同じ構図を扱っている。
供給側の文脈も一点だけ添えておきたい。飛騨エリアでは2026年9月14日(月)に、既存の「ホテルアソシア高山リゾート」が「ヒルトン高山リゾート」としてリブランド開業している(岐阜県初のヒルトン)。ただしこれは新築による純増ではなくリブランドであり、全283室のうち開業時に稼働するのは約90室、全室が揃うのは2027年春の予定である。今回追跡したリゾートホテルの観測母数は5日間を通じて13施設・1,153室で一定であり、この連休のカーブそのものは母数の変動を受けていない。影響が出るとすれば、客室が段階的に立ち上がる10〜11月の紅葉期以降である。高単価帯の供給が積み上がる局面では、稼働だけでなくカテゴリ内の価格階層がどう動くかを併せて見ておきたい。詳細はヒルトン高山リゾート9月14日開業 — 283室が入る飛騨の高単価帯、既存は21施設562室で整理している。
価格の物差し — 岐阜県の推定成約ADR(月次)
日別のカーブに対して、価格は月次の推定成約ADRで水準を確認する。日次・曜日単位の価格は本記事では扱わない(推定成約ADRは月次が正準の粒度であるため)。
岐阜県・旅館。2026年9月以降は現時点の販売状況に基づく推定(変動し得る)。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
岐阜県の旅館は、確定値ベースで2026年8月が¥16,491(N=234施設)、前年同月2025年8月が¥16,368(N=230施設)で前年同月比+0.8%。直前の7月は¥13,782(N=237)に対し前年¥14,574(N=236)で−5.4%、6月は¥12,803(N=235)に対し前年¥13,441(N=246)で−4.7%と、2026年前半は前年をやや下回る月が続いたのち、8月にほぼ横ばいまで戻した形である。
そのうえで、今回の対象月である2026年9月は現時点の販売状況に基づく推定で¥15,438(N=228施設)、10月が¥17,897(N=219施設)、11月が¥17,268(N=205施設)。前年の確定値(2025年9月¥13,672・10月¥15,056・11月¥16,432)との単純比較は避けるべきで、9月の評価は月末の確定を待つ必要がある。リゾートホテルは2026年9月が現時点推定¥14,274(N=13施設)、10月が¥16,964(N=13施設)。いずれも母数が小さいため、水準の参考として扱いたい。
ここで押さえておきたいのは、9月の推定水準(旅館¥15,400前後)が10月・11月の推定水準(¥17,000〜17,900)を1,800〜2,500円下回っているという季節形状である。岐阜県の旅館・リゾートにとって、収益カレンダー上の主戦場は紅葉期の10〜11月であり、9月の5連休はその手前に置かれた「高稼働だが単価はまだ本番前」の局面にあたる。連休3日間が実質満室圏にあるという事実は、翌月以降の価格設計に対する重要な先行情報でもある。なお岐阜県は県内でも単価水準が大きく分かれる市場で、その構造は岐阜県ホテル市場2026 — 白川郷・高山・下呂と岐阜市業務帯で詳しく整理している。
岐阜県で旅館・リゾートホテルを運営するレベニューマネージャーへ — 示唆とアクションプラン
(1) 自館のカーブを市場の「立ち上がり高さ」と照合する。 市場は9/20が45日前93.7%、9/21が91.0%という高い位置から始まっていた。自館の同日が45日前時点で市場より明確に低かったのであれば、それは需要が無かったのではなく、その時点で出していた枠・条件・価格が市場の入り口に届いていなかった可能性を示す。来年以降の同じ連休に向け、45日前断面での自館位置を記録として残しておきたい。
(2) 9/22は「弱い日」ではなく「遅く動く日」。 45日前78.6%と出発点は低かったが、直近までに+16.3ポイント(リゾートは+20.0ポイント)積み上がった。45日前の断面だけで早期の値下げに動くと、後半の需要を安く受けてしまう。上積みが大きい日は、値下げのタイミングを後ろに寄せる余地がある。
(3) 谷は9/23に集中している。 完売施設率(推定)は旅館42.8%、推定OCCは旅館80.2%・リゾート75.1%(いずれも2026年9月6日観測・残り17日時点)。これは平常週末(9/26で86.2%、10/3で86.4%)を下回る水準であり、連休料金のまま据え置くと売れ残りやすい日である。連休プレミアムを何日目まで適用するかを、日別に切り分ける判断が要る。
(4) 単価の主戦場は10〜11月。 9月の現時点推定¥15,438に対し、10月¥17,897・11月¥17,268(いずれも旅館・N=205〜228)。9月連休の高稼働を根拠に、10〜11月の設定が市場推定水準を下回っていないかを今のうちに点検する価値がある。
表3 時間軸別アクションプラン(2026年9月時点の市場データに基づく機会整理)
時間軸打ち手判断トリガー(本記事の数値)狙い
今日〜今週
(山の日:9/19〜9/21)残っている枠の出し方を「価格」ではなく「条件」で調整する。上位タイプ・グループ枠の一部開放や、直前枠の小出しを検討市場の完売施設率(推定)が9/20・9/21で97.6%、9/19で87.6%。自館に枠が残っているなら、市場側の受け皿はほぼ無い状態値下げせずに最後の数室を消化する
今日〜今週
(山の日)最低宿泊日数(連泊縛り)の解除タイミングを日別に見直す9/19の直近推定OCC 98.3%・9/21が99.7%(いずれも2026年9月6日観測)。市場が満室圏に入った後も縛りが残っていれば、1泊需要を取りこぼす余地満室圏での取りこぼし回避
今日〜今週
(谷の日:9/22〜9/23)9/23単独の販売条件を、連休料金から平常日料金の設計へ切り替える。連泊(9/22-23、9/21-23)への誘導特典を優先9/23の直近推定OCC 80.2%(旅館)・75.1%(リゾート・N=13)が、2026年9月6日観測時点で、平常週末9/26の86.2%を下回っている最終日の空室を前日からの連泊で吸収する
2週間以内谷の日に効いた送客チャネル・特典を記録し、10月以降の平日谷日に転用できる形へ整理する9/22は45日前78.6%→直近94.9%と+16.3ptの上積み。遅く動く日の需要源がどこだったかは再現価値が高い谷日対策の型を持つ
来月に向けて10〜11月(紅葉期)の設定価格を、市場の推定成約ADR水準と突き合わせて点検する旅館の現時点推定が10月¥17,897(N=219)・11月¥17,268(N=205)。9月推定¥15,438を1,800円以上上回る形状季節形状に沿った単価の引き上げ余地の確認
来月に向けて「45日前・30日前・直近」の3定点を自館の定例レビュー項目として固定し、日別に市場カーブと並べる同じ連休内でも45日前の水準が70.5%〜93.7%と23.2pt開いた。日単位で見なければ判断できない連休を「日別の集合」として扱う運用へ
※ 上記は市場データから読み取れる機会の整理であり、効果を保証するものではない。実施の可否は各館の在庫構成・チャネル構成に応じて判断されたい。
まとめ — 連休は「3つの物差し」で分解する
2026年9月の岐阜県5連休から持ち帰れる物差しは3つある。
第1に、出発点の高さ(45日前の推定OCC)。 9/20の93.7%と9/23の70.5%では、そもそも同じ販売戦略が成立しない。45日前断面は「その日が放っておいても埋まる日かどうか」の一次判定に使える。
第2に、上積み幅(45日前→直近)。 9/22の+16.3ポイント(リゾート+20.0ポイント)のように、出発点が低くても後半で伸びる日がある。上積みが期待できる日の早すぎる値下げは、収益を自ら削る。
第3に、完売施設率(推定)と平常日ベンチマークの照合。 9/23は完売施設率42.8%・推定OCC 80.2%(2026年9月6日観測・残り17日時点)で、平常週末(9/26 86.2%・10/3 86.4%)を下回った。「祝日だから強い」ではなく、数字が平常日を上回っているかで判断する。
結論として、この連休の打ち手は日別に分岐する。山の日(9/19〜9/21)は残室の出し方と最低宿泊日数の管理、谷の日(9/22〜9/23、とくに9/23)は送客チャネルの選択と連泊誘導——同じ連休のなかでこの2つを切り替えられるかどうかが、次の紅葉シーズンの単価戦略にもそのままつながっていく。
データについて
推定OCCの定義:OTA掲載在庫ベース稼働率 = 100 − 100 × OTA掲載残室数 ÷ 総客室数。OTA上で販売される在庫の消化状況に基づく推定値であり、実客室稼働率とは定義が異なる(高めに出る)。本記事の対象は2026年9月19日〜23日(比較用に9月26日・27日、10月3日)を宿泊日とする断面。
ブッキングカーブ:宿泊日の45日前から直近までの観測に基づく。定点は45日前・30日前・直近(直近の観測日は2026年9月6日、宿泊日により残り13〜17日)。
完売施設率(推定):観測対象施設のうち、OTA等で掲載在庫が確認できない施設の割合の推定値。
推定成約ADRの定義:OTA等の販売データ(最安プラン水準×業態別係数・複数チャネルのアンサンブル)から推定した成約価格水準(税抜相当)。過去月は確定値、現在・未来月は現時点の販売状況に基づく推定値。公表運営実績(上場REIT等が開示する施設別月次実績)との照合で誤差中央値6.6%。照合はメトロエンジンリサーチによる定期検証に基づく。
対象Nの内訳:ブッキングカーブは岐阜県の旅館 N=209施設(4,386室、宿泊日により208〜210施設)、リゾートホテル N=13施設(1,153室)。推定成約ADRは旅館が2026年9月 N=228施設・10月 N=219施設・11月 N=205施設・2026年8月 N=234施設・2025年8月 N=230施設、リゾートホテルが2026年9月・10月ともに N=13施設。
個別施設の名称・実績は取り扱わず、すべて県・カテゴリ単位の匿名集計として提示している。
データ時点: 2026年9月7日。販売状況・在庫は日々変動するため、本記事の数値は取得時点のスナップショットである。
参考資料・出典一覧
■ データソース
宿泊在庫・価格はメトロエンジンリサーチがOTA公開情報から日次で収集した岐阜県内施設の観測データ(旅館 N=209施設・4,386室/リゾートホテル N=13施設・1,153室、宿泊日により208〜210施設)。推定成約ADRは同社の月次集計(旅館 N=205〜234施設、リゾートホテル N=13施設)。祝日の確定は内閣府「国民の祝日について」の公表一覧による。データ取得時点は2026年9月7日、ブッキングカーブの直近観測日は2026年9月6日。
■ 試算前提
推定OCCはOTA掲載在庫ベース(100 − 100 × OTA掲載残室数 ÷ 総客室数)で、実客室稼働率とは定義が異なり高めに出る。ブッキングカーブは宿泊日の45日前・30日前・直近の3定点で比較し、直近は宿泊日により残り13〜17日と幅がある。推定成約ADRは最安プラン水準×業態別係数と複数チャネルのアンサンブルから推定した税抜相当の成約価格水準で、月次を正準の粒度とする(日次・曜日別には分解しない)。過去月は確定値、2026年9月以降は現時点の販売状況に基づく推定値。
■ 限界・留意点
リゾートホテルは N=13施設と母数が小さく、1施設の動きが完売施設率を約7.7ポイント動かすため、水準ではなく傾向の参考値として扱う。推定OCCはOTA掲載在庫のみを見ており、自社サイト・電話・団体等の販売枠は捕捉していない。2026年9月以降のADRは販売状況の変動により月末の確定値と乖離し得るため、前年同月との単純比較は確定を待って行う必要がある。個別施設の名称・実績は扱わず、すべて県・カテゴリ単位の匿名集計として提示している。

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