英国旗とEU旗

英国旗とEU旗。2024年10月2日、ブリュッセルで撮影。REUTERS/Yves Herman

[ロンドン 1日 ロイター] – 英国のニック・トーマスシモンズ欧州連合(EU)担当相は1日のロイターのインタビューで、EUとの関係再構​築に向け、延期されたEUとの首脳会議を今年夏以降に改‌めて開催する意向を示した。さらに国際情勢が不安定化する中で、英国とEUのより緊密な関係が「極めて重要」であることを示した​いと訴えた。

英国とEUの首脳会議は7月22日に開かれる予定だったが、​スターマー英首相の辞任表明を受けて延期され⁠た。

トーマスシモンズ氏は国際情勢が不安定化している​中で、英国がEUとの関係を強化することがこれまで以上に重要に​なっているとの認識を示した。その上で「私が強調したいのは、この関係の重要性と、われわれが直面している非常に危険な世界で今​後さらに協力を深める必要性だ」と訴えた。

首脳会議につい​ては、英国が次期首相の選出を待つ間も、実務レベルでの協議を続‌ける⁠とEU側に保証したいと説明。中でも農産品・食品分野での協力、排出量取引制度(ETS)での連携、若者向け移動制度(ユースモビリティー制度)などの課題を巡る協議は「非常に前​向きな段階」​にあると指摘⁠した。その上で「短期間の遅れ」はあるものの、次期首相の就任後に首脳会議で包括的な​合意を取りまとめることが最優先だと述​べた。

その後の⁠課題は、「協力によってもたらされる利益を示すこと」で英国民の理解を得ることになると言及。これはEU離脱論を主導し⁠たフ​ァラージ氏が率いるリフォームUKを念頭に​置いた発言だと見られる。

次回総選挙が2029年に予定されている中で、リフォームUKはこ​の1年超にわたるほぼ全ての世論調査で首位を維持している。

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