公開日時 2026年08月12日 12:13更新日時 2026年08月12日 13:37

熊本地震で被災した受験生ら支援 那覇で学びの場や食事を無償で 仲宗根さん提案「負担少しでも軽く」 沖縄
熊本地震の被災者支援に乗り出す学習塾代表の仲宗根麻紀さん=10日、那覇市首里金城町

この記事を書いた人

アバター画像
吉田 健一

 沖縄県那覇市で、経済的に厳しい家庭の支援に取り組む学習塾代表の仲宗根麻紀さん(45)が、7月28日に発生した熊本地震で被災した子どもたちを対象に、食事の提供や学習・宿泊の無償支援に乗り出す。ひとり親世帯の高校受験を控えた中学3年生を優先して受け入れる方針で、仲宗根さんは「被災して深刻な状況に置かれている方が数多くいる。子どもを沖縄に送り出すことで、ひとり親世帯の負担を少しでも軽くできれば」と語り、広く支援の利用を呼びかけている。

 生徒ら5~6人の受け入れを想定。沖縄までの交通費は自己負担だが、生徒らの滞在先として仲宗根さんが那覇市首里金城町で運営するひとり親世帯向けシェアハウス「首里シングルベルズ」を提供。さらに同市壺屋の「インフィニティ進学スクール」で、週5日の授業を実施する。受け入れ期間は夏休み中を予定している。

 学習塾に加え、居酒屋も営む仲宗根さんは、2024年の能登半島地震の際も沖縄県に避難してきた子どもたちへ学びの場を無償提供したほか、2011年の東日本大震災時にも被災者を受け入れた。

 自身もひとり親として2人の子どもを育てる。「食料支援なども大切だが、私を含め当事者に真に必要なのは『人の手』。ファミリーサポートなどの公的制度もあるが、条件が合わず断られる事例も少なくない」と指摘。「私もかつて多くの温かい手や支えに助けられた。今度は困っている方に手を差し伸べたい」と思いを明かした。

 仲宗根さんの連絡先は、電話090(1947)1746。

WACOCA: People, Life, Style.