“歩くマラソン”競歩についてです。近年、日本人選手がオリンピックでメダルを獲得するなど、競歩は新たなお家芸として注目を集めています。新潟市内の大学から日本代表として世界に挑む2人に迫ります。
◆歩く格闘技「競歩」
しなやかな体の動き……スピード感……でも、走ってはいけません。
先頭を狙う戦いはまさに歩く格闘技、「競歩」です。
新潟から世界に挑むのが新潟食料農業大2年生の六本木直斗選手。ゴールまでトップスピードを保つ持久力が強みです。
Q)何を考えながら歩いている?
<新潟食料農業大学 六本木直斗 選手(2年)>
「早く終わりたいのと早くごはんを食べたい」
8月にアメリカで行われる20歳以下の世界大会に日本代表として出場します。
<新潟食料農業大学 六本木直斗 選手(2年)>
「代表は初めてです 今回。自分の中でもすごいことだと思う」

そして、もう一人..……
フォームなど吸収力の高い期待の1年生、堀伊吹選手が日本代表に選ばれました。
<新潟食料農業大学 堀伊吹 選手(1年)>
「いきなり代表って決まってすごいビックリして……楽しみでワクワクしてます」

群馬県出身の六本木選手。
高校時代は箱根駅伝を夢見ていましたが、足のケガを負ったことで競歩に出会いました。
<新潟食料農業大学 六本木直斗 選手(2年)>
「高校1年生のときにハムストリング(太もも)あたりをケガして、ずっと走りじゃなくてウォーク(歩くトレーニング)、“ケガ組”の練習をしていた。高校の先生が『競歩のセンスあるんじゃないか』とすすめてくれました」
指導するのは2012年のロンドンオリンピックに出場した鈴木雄介コーチです。

無駄のない動きから現役時代は「世界一美しい歩き」と称されました。
<ロンドン五輪代表 鈴木雄介 コーチ>
「結局は見て学ぶというのが必要。始まりはそこなので、しっかり良い見本で見せられるというところを歩き続ける限りはやっていきたい」
鈴木コーチの指導で代表への道を切り開いた六本木選手。
いま改善の途上にあるというのが「腕の振り」です。
<新潟食料農業大学 六本木直斗 選手(2年)>
「左腕を振るとき、外側に逃げるクセがあったので、それで力が抜けて後半(体が)動かないというのはあった。この1年間、腕振りを意識したら、おのずと歩型も改善できた」
現在5000メートルの自己ベストは19分8秒31。
高校時代から比べて2分以上、タイムを縮めました。

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