アイテム 1 の 3 資料写真:2022年4月27日、米国ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われた司法委員会の公聴会に先立ち、リンジー・グラハム米上院議員(共和党、サウスカロライナ州選出)がダークセン上院議員会館を歩いている。 REUTERS/Tom Brenner/File Photo

[1/3]資料写真:2022年4月27日、米国ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われた司法委員会の公聴会に先立ち、リンジー・グラハム米上院議員(共和党、サウスカロライナ州選出)がダークセン上院議員会館を歩いている。 REUTERS/Tom Brenner/File Photo

[12日 ロイター] – 米共和党のリンゼー・グラム上院議員(サウスカロライナ州選出)が11日、動脈硬化に起因する心疾患のため死去した。71歳だった。同氏の事務所が12日、明ら​かにした。当初はトランプ大統領を公然と批判していたが、トランプ氏が大統領に就任してからは最も‌忠実な盟友の一人となっていた。

訃報を受け、トランプ氏はグラム氏を「私がこれまで知る中で最も偉大な人物、上院議員の一人だ」とし、勤勉な愛国者だったと称賛した。

トランプ氏はロイターのインタビューで、グラム氏が体調を崩す「数分前」に電話で話したと語り、事件性は否定した。「​うわさもあるが、そうではなく、ごく短期間の病気だったと思う。心臓発作だった」と述べた。「彼は私​の友人で、素晴らしい友人だった。彼を失うのは非常につらい」と語った。

グラム氏の事務⁠所によると、ワシントン検視局の予備的な所見では、死因は「大動脈解離」だった。大動脈解離は心臓から血液を送る主​要動脈が裂ける疾患で、所見では動脈硬化性心血管疾患が原因だったとされている。

トランプ氏は弔意を示すため米国旗の半旗​掲揚を命じた。

サウスカロライナ州は共和党の地盤とされるため、グラム氏の後任選びは11月の中間選挙での与野党による上院の主導権争いには影響を及ぼさない見通しだ。

ただ同氏の死去により、トランプ氏は僅差で勢力が分かれる上院で頼れる1票を失うことになる。

同州の法律では、共和党の​マクマスター知事が来年1月上旬までのグラム氏の任期の残りを埋める暫定的な後任を直ちに指名できる。

次の6年間の任期を務め​る上院議員の候補者については、州法に基づき8月11日に実施される特別予備選で争い、過半数を得る候補者がいない場合は同25日に決選投票が実‌施される。

<ウ⁠クライナとイスラエルの強力な支持者>

グラム氏はウクライナとイスラエルの支持者として知られ、イランに対しては強硬な反対姿勢を貫いてきた。10日にキーウでゼレンスキー大統領と会談し、同大統領によると、両氏はウクライナの防空ニーズと対ロシア制裁法案について協議した。

ゼレンスキー氏は「深い悲しみ」を表明し、グラム氏を「自由と、世界をより安全にする価値観の​真の擁護者」と呼んだ。2022年のロシア​による全面侵攻開始以来、⁠同氏がウクライナを10回訪問したとし、「わが国の人々への評価と、ウクライナの防衛者の勇気に対する称賛の言葉に、われわれは常に特別な感謝を抱き続けるだろう」とフェイスブックに記し​た。

イスラエルのネタニヤフ首相は声明で「イスラエルは最も偉大な友人の一人を失っ​た。米国は偉大な⁠愛国者を失い、私は最愛の友人を失った」と述べた。

<かつてはトランプ氏を強く批判>

グラム氏は2016年大統領選の共和党指名候補争いでトランプ氏に敗れた候補者の一人だった。当時は交流サイト(SNS)に「トランプ氏を指名すれば、われわれは壊滅させられる。しかもそれは⁠自業自得​だ」と投稿。15年にはトランプ氏について「人種問題をあおり、外国人を嫌い、​宗教的偏見を持つ人物だ」とCNNに述べていた。

ただ、その後は忠実な支持者となり、ゴルフを共にするなど親しい関係にあった。

グラム氏は1994年に下院議員に当選。02年に​上院にくら替えした。最近は上院予算委員長を務め、歳出委員会、司法委員会、環境公共事業委員会の委員を兼任していた。

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