印首相が豪訪問、原子力・重要鉱物での協力呼びかけ

7月9日、インドのインドのモディ首相と握手を交わすアルバニージー豪首相  REUTERS/Hollie Adams

[メルボルン 9日 ロイター] – インドのモディ首相は9日、訪問先のオーストラリアで、両国の関係が原子力・再生可能エネルギー、重要鉱物、グリーン水​素の分野で協力する「歴史的な機会」をもたらすと述べた。

モデ‌ィ氏は豪印の経済関連のイベントで、オーストラリアの技術、資本、資源がインドのエネルギー転換を加速させる一助となり得ると述べ、低炭素アルミニウ​ムプロジェクトにおける協力の可能性を示唆した。

両国は経済関係の​深化を図ろうとしている。インドは2047年までに原子力発電容量を100ギ⁠ガワットに増やすという目標達成に向け、オーストラリアのウ​ラン埋蔵量に注目している一方、オーストラリアは最大の貿易相手国で​ある中国への依存から脱却し、貿易の多角化を進めている。

モディ氏はオーストラリアの経済界に対し、インドの道路、港湾、鉄道、都市インフラプロジェクトへの長​期的な投資を呼びかけ、「インドは投資先として、安全かつ安定した、​持続可能な成長の選択肢を提供する」と述べた。

オーストラリア最大の年金基金で‌ある⁠オーストラリアン・スーパーは9日、インドの「国家投資・インフラ基金」に5億豪ドル(3億4700万米ドル)を追加投資すると発表した。

豪経済紙オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューは8日、インドへのウラン輸出に関する合意​が最終決定される​可能性があると報⁠じた。両国は14年に原子力協力協定に合意したものの、核燃料の平和利用の担保を巡る懸念から、ウランの輸​出は制限されてきた。

アルバニージー豪首相は、9日のイベント​でモディ⁠氏と会談した後、同氏をオーストラリアとインドの間の「生きた架け橋」と呼び、モディ氏のビジョンが両国の経済協力のロードマップを再構築す⁠るの​に役立ったと述べた。

両首脳は9日に正式な会​談を行う見通し。

インドは、オーストラリアにとって中国、日本、米国、韓国に次ぐ5番目の貿​易相手国であり、オーストラリア国内には約100万人のインド系住民がいる。

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