
韓国の音楽グループ「BTS」(AP)
Photo By AP
韓国の7人組グループ「BTS」のワールドツアー「ARIRANG」のチリ公演が、会場使用許可を巡る問題で開催危機に直面し大きな話題となっていた。日本時間6日、チリのスポーツ省は公式SNSを通じて声明を発表し、開催に向けた再検討を表明した。
問題となっているのは、10月14、16、17日に首都サンティアゴの国立競技場(エスタディオ・ナシオナル)で予定されている3公演。当初、現地メディアは、チリ政府スポーツ省傘下の国立スポーツ研究所(IND)が会場使用を認めない方針を固めたと報じた。同公演で用いる大型ステージについて、量の機材搬入や芝生全面の保護作業が必要となるため芝生への負荷や、その後予定されるサッカー代表戦や国内リーグなどスポーツイベントへの影響を懸念。「現状の計画では競技場の継続運営を保証できない」と判断し、使用許可を見送る姿勢を示していた。
同公演は、今年4月からチケット販売を開始し全公演が完売している。現地のBTSファンの一部は大統領府前で説明を求めるデモを行うなど、抗議活動が起こっていた。
こうした中、日本時間6日、チリのスポーツ省は声明を発表。公演を主催するDG Mediosから新たな技術資料が提出され、当初の計画を大幅に見直した内容だったことを明らかにした。
修正案には、ステージ重量や荷重分散、芝生保護対策、構造設計などが盛り込まれ、政府は「これまでの技術評価の前提を大きく変更するもの」と評価。国立競技場でのコンサート開催について前向きな姿勢を示した。
ただし、最終承認には、荷重や構造、安全対策、設営・撤去計画、芝生保全計画などを裏付ける詳細な技術文書の提出が条件となると説明。政府は、定める技術基準の順守と主催者側による正式な確約を得られた場合に限り、国立競技場での開催を認可する方針とした。
WACOCA: People, Life, Style.