[18日 ロイター] – ロシア軍は18日、ウクライナの首都キーウをミサイルで攻撃した。一方、ロシアの首都モスクワではウクライナのドローン(無人機)が製油所を直撃。両国が攻撃の応酬を繰り広げた。数時間前にはウクライナのゼレンスキー大統領がトランプ米大統領や欧州首脳らと会談していた。
ロイターの記者はキーウで複数の爆発音を確認した。ウクライナのほぼ全土に空襲警報が発令される中、北東部スムイ市の当局者は、ドローン攻撃で1人が死亡したと述べた。
キーウの軍事行政責任者ティムール・トカチェンコ氏は18日早朝、通信アプリ「テレグラム」に「敵が弾道ミサイルで首都を攻撃している。空襲警報が解除されるまで安全な場所にとどまるように」と投稿した。
ゼレンスキー氏は訪問先のフランスで、主要7カ国(G7)サミットに出席している各国首脳と会談した後、トランプ氏やマクロン仏大統領と協議したと明らかにした。ロシアとの戦争終結に向けた「調整のための協議」だったと説明した。 もっと見る キーウへの今回の攻撃は、ロシア軍による今週2度目の空爆となる。15日の攻撃では、ウクライナの精神的・文化的歴史を象徴するキーウ・ペチェールシク大修道院が甚大な被害を受けた。 もっと見る トランプ氏は17日、戦争でロシアはウクライナよりも多くの兵士を失っていると述べた。 もっと見る
モスクワのソビャーニン市長はテレグラムで、モスクワの製油所にドローン攻撃があったと明らかにした。同製油所への攻撃は1週間で2度目となる。

写真はロイターのインタビューに応じるウクライナのゼレンスキー大統領。6月16日、仏エビアンで撮影。REUTERS/Denis Balibouse
ロイターの記者はモスクワの製油所がある南東部カポトニャ地区で炎と黒煙の立ち上るのを確認した。ソビャーニン市長によると、18日にロシアが60機以上のドローンを撃墜した。
市長は「防空部隊が大規模攻撃の迎撃を続けている。複数のドローンがモスクワの製油所に到達した」と述べた。ドローンの破片が落下した影響で郊外のショッピングセンターも軽微な被害を受けたという。
関係者によると、16日のウクライナのドローン攻撃では同製油所の稼働が停止した。ロシアのエネルギー施設への被害が広がり、燃料危機が拡大している。
業界関係者によると、ロシアは製油所への大規模なドローン攻撃を受けたガソリン不足に対処するため、今月海上輸送で燃料を輸入する見通しだ。
その他のドローン・ミサイル攻撃では、ロシアが支配するザポリージャ原子力発電所 の職員の多くが居住するウクライナのエネルホダル市で1人が死亡したと、ロシアが任命したマクシム・プホフ市長がテレグラムで述べた。
当局によると、国境沿いのロシア・ベルゴロド州では、ウクライナのドローン攻撃により、車に乗っていた男性1人が死亡した。
ロシア南部のロストフ州では、ウクライナのドローン攻撃により1人が死亡し、2つの商業施設で火災が発生したと当局が発表した。
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