
テヘランで25日撮影の提供写真 Majid Asgaripour/WANA (West Asia News Agency) via REUTERS
[26日 ロイター] – イラン外務省は26日、米国がイラン南部で自衛攻撃を実施したことについてを受け、「重大」停戦違反」だと表明した。イランメディアは南部ホルモズガーン州で26日未明、爆発音が聞こえたとが報じた。
米・イラン双方は、戦争停止とホルムズ海峡の封鎖解除に向けた覚書締結への進展を示唆していた。覚書では核問題などの協議に向け交渉担当者に60日間の期間が与えられることになっている。
イラン外務省の発表に先立ち最高指導者モジタバ・ハメネイ師は、中東諸国はもはや米軍基地の盾にはなり得ないと表明。ハメネイ師はサウジアラビアのイスラム教聖地メッカに世界中から信徒が訪れる大巡礼(ハッジ)に際し、メッセージアプリ「テレグラム」に投稿し、「時計の針は戻せない。地域の諸国民と国土はもはや米国の基地の盾にはならない」と記した。さらに「今後、『米国に死を』『イスラエルに死を』というスローガンは、イスラム共同体、世界の抑圧された人々、とりわけ若者のスローガンとなる」と述べた。
米軍は25日、イラン南部で自衛目的の攻撃を実施したと発表。ルビオ米国務長官はイランとの合意に関する文言の交渉について「数日かかる」可能性があると述べた。
一方イランの革命防衛隊は26日、新型防空システムを用いて米国のドローン(無人機)を撃墜し、これとは別のイラン領空に侵入したドローン1機と、戦闘機1機にも発砲したと明らかにした。
イランのガリバフ国会議長とアラグチ外相は戦争終結に向けた合意の可能性について、カタールのムハンマド首相と協議するためドーハを訪問している。
イランのファルス通信は情報筋の話として、資金の凍結解除が覚書締結に向けた最後の重大な障害となっていると報じた。
イラン側の情報筋によると、米国との第1段階の合意は全戦線での戦争終結、ホルムズ海峡の通航に関する30日間の枠組み設定、および一部の財政的救済措置の提供のみに関するもので、イランの核計画など、より複雑な問題は第2段階で交渉される予定だ。
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