
ウェリントンのニュージーランド準備銀行で2025年9月撮影。REUTERS/Marty Melville
[ウェリントン 30日 ロイター] – ニュージーランド当局は30日、中央銀行の金融政策決定会合で全会一致に至らなかった場合、各委員の投票内容を公表すると発表した。透明性を高め、政策決定に対する国民の理解を深める狙いだ。
ウィリス財務相は声明で「金融政策委員会は見解の重要な相違についても、誰の見解かを議事要旨に明記する」と表明した。今回の変更で現行の制約が緩和され、情報への平等なアクセスを確保する規則を維持しつつ、委員が金融政策について公の場で議論する自由が広がると説明した。
この方針変更は30日付で発効した。財務相とニュージーランド準備銀行(中央銀行)の金融政策委員会が合意した。
ブレマン中銀総裁は今回の変更により委員の見解に関する透明性が強化され、委員会の説明責任を支えると述べた。「世界で最も透明性の高い一部の中銀と肩を並べることになる」と語った。
エコノミストらは今回の変更を歓迎したが、その効果は運用方法や委員の考え方を巡る一段の透明性につながるかどうかに左右されると指摘した。
ウエストパックのチーフエコノミスト、ケリー・エックホールド氏は「われわれにとって最も重要なのは、将来に関する判断に影響を与え得る要因について、個々の委員がどう考えているかを理解することだ」と述べた。そうした洞察により、同行は今後の展開をより的確に予測し、顧客や利害関係者、一般の人々に対して金融政策の道筋への備え方を説明できるようになると話した。
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