
米ニューヨーク証券取引所で29日撮影。REUTERS/Brendan McDermid
[ニューヨーク 29日 ロイター] – 米国株式市場は値動きの荒い展開の中、まちまちで取引を終えた。原油価格の急騰や米連邦準備理事会(FRB)の金利決定、引け後に発表された大手ハイテク4社の決算をにらむ展開となった。
FRBは28─29日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の据え置きを決定したものの、当局者の間で1992年以来最も大きく意見が分かれた。これに加え、中東情勢の混乱に伴うエネルギー価格上昇を巡る不透明感から、主要3指数は振れの大きい展開となった。
トランプ米大統領がイランの港湾に対する長期的な封鎖に備えるよう側近に指示したとの報道をホワイトハウスが確認したことを受けて、原油先物は急伸した。
資産運用会社キーター・グループのマネジングパートナー、マシュー・キーター氏は「イランを巡る紛争が長引き、エネルギー価格が高止まりし、世界的な不透明感が続けば、消費行動に何らかの影響が及ぶとの見方が広がるだろう。それは次回の企業決算で何らかの形で表面化する」と述べた。
人工知能(AI)関連の大型ハイテク株「マグニフィセント・セブン」のうち、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tab、アルファベット(GOOGL.O), opens new tab、メタ・プラットフォームズ(META.O), opens new tab、マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabの4社が引け後に四半期決算を発表した。
引け後の時間外取引でアルファベットは3%超上昇したが、アマゾンとマイクロソフトは3%超下落、メタは6%超値下がりした。
フィラデルフィア半導体株指数(.SOX), opens new tabは2.4%上昇。今年に入ってからの上昇率は45.0%となった。S&P500の主要11セクターのうち、原油価格急騰の恩恵を受けたエネルギー(.SPNY), opens new tabが上げを主導。一方、公益事業(.SPLRCU), opens new tabと素材(.SPLRCM), opens new tabが下落率上位となった。シーゲート・テクノロジー(STX.O), opens new tabが好調な第4・四半期見通しを示したことを受けてデータストレージ関連は上昇した。シーゲートは11.1%高、サンディスク(SNDK.O), opens new tabは6.2%高、ウエスタン・デジタル(WDC.O), opens new tabは5.6%高。コーヒーチェーン大手スターバックス(SBUX.O), opens new tabは通期利益見通しを引き上げ、8.5%上昇。クレジットカード大手ビザ(V.N), opens new tabも通期利益見通しを引き上げ、8.3%高。NXPセミコンダクターズ(NXPI.O), opens new tabは25.5%急騰。第2・四半期の業績見通しが市場予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.52対1の比率で上回った。ナスダックでは2.27対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は163億7000万株。直近20営業日の平均は178億1000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
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