私たちの生活を支える「物流」が、いま大きな進化を遂げようとしています。
西濃運輸と自動運転技術の開発を手掛けるT2は、関東〜兵庫県間の長距離輸送において、自動運転トラックを活用した「中継輸送」の取り組みを2026年4月より開始しました。
不特定多数の荷物を定期的に運ぶ「特別積合せ貨物運送」の幹線輸送で自動運転トラックが活用されるのは、なんと国内初*の試みです。
*2026年4月時点。日本国内での自動運転トラックを用いた運行事例として
今回の取り組みのポイント:神奈川県から兵庫県・姫路へ
今回の実証では、神奈川県にある相模原支店と、兵庫県の姫路支店・神明(神戸市)支店を結ぶルートで自動運転トラックが走行しました。
往路: 相模原支店(神奈川) ⇒ 姫路支店(兵庫)
復路: 神明支店(兵庫) ⇒ 相模原支店(神奈川)
自動運転区間: 厚木IC(神奈川) 〜 吹田JCT(大阪)間の約430kmで、システムによる高機能な自動運転(レベル2*)を実施。
さらに、将来の「無人運転(レベル4)」を見据え、山陽自動車道・神戸西ICの近くに設置された「トランスゲート神戸西」という拠点も活用。
ここでは、高速道路での無人走行と一般道での有人走行を切り替える手順の確認も行われました。
レベル2*・・・ドライバーの監視のもとに行われる特定条件下での高機能自動運転
レベル4*・・・特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態
兵庫県民にとってのメリットは?
この自動運転トラックの導入は、実は私たちの暮らしに直結する嬉しいメリットを秘めています。


「荷物が届かない」不安を解消!
物流業界では今、ドライバー不足が深刻な「2024年問題」に直面しています。自動運転によって効率的な運行が可能になれば、将来的にドライバーが足りなくなっても、これまで通り安定して荷物が届く環境が維持されます。
輸送能力が2倍にアップ!?
現在はドライバーの勤務時間の制限により、1名体制では関東〜関西間の「片道」が限界です。しかし、将来の完全自動運転が実現すれば、1日1往復が可能になり、輸送能力は少なくとも2倍に高まると期待されています。
24時間以内のスピード配送も
今回の試験運行では、往復の行程を24時間以内に完了させることにも成功しました。これにより、よりスピーディーな配送サービスの維持・向上が期待できます。
まとめ
兵庫県は、関西と九州・中四国を結ぶ「物流の要所」です。その兵庫県を舞台に、最新の自動運転技術が試されているのは非常に心強いことですね。
物流もテクノロジーで私たちの生活を守る形へと進化しています。自動運転トラックが当たり前に走る未来は、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。

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