岡山県の新スタジアム検討協議会の初会合「県民皆さんの自分事に」 一般傍聴席は開始1時間前に定員超え
岡山県に新しいスタジアムの整備を検討する協議会が始まりました。

フットボールスタジアム検討協議会 岡山県庁 26日
岡山県が設置し26日、1回目を迎えた「フットボールスタジアム検討協議会」です。

日本女子体育大学/上林功 教授
大学や企業・スポーツ団体などから集まった10人の委員のうち9人が参加し、座長にはスタジアム整備に詳しい日本女子体育大学の上林功教授が選ばれました。
委員が話し合うのは、必要性や場所・コストなど、新スタジアム整備の「実現可能性について」です。

岡山県ものづくり女性中央会/佐古さや香 会長
(岡山県ものづくり女性中央会/佐古さや香 会長)
「製造業をやっていると若者が本当に東京に行ってしまう。魅力を若い人たちに感じてもらえるような場所に」

岡山県スポーツ協会/松井守 副会長
(岡山県スポーツ協会/松井守 副会長)
「東京オリンピック以降のスポーツの持つ力が想像を絶するようなウェーブになっている」

津山商工会議所/松田欣也 会頭
(津山商工会議所/松田欣也 会頭)
「岡山県民にとってあるべき姿のスタジアムはということになると、それぞれ意見を聞く場を設けていかないといけない」
新スタジアム整備の議論の発端となっているのはファジアーノ岡山のチケット問題です。

検討委員 ファジアーノ岡山/森井悠 社長
(検討委員 ファジアーノ岡山/森井悠 社長)
「1万5500人の収容上限がある中で、今のスタジアムでは多くの方が見たくても見られない状況が出てしまった」
ファジアーノ岡山はJ1昇格後の2025シーズン以降、ホーム戦全試合でホームエリアのチケットが完売。一般チケット6500枚に対してチケット販売サイトには2025シーズン1試合平均で約3万9000のアクセスがあったということです。

この状況からプロスポーツチームやそのサポーターらで作る団体が新スタジアムの整備を求める約50万人分の署名を集め、2025年10月に県と県議会へ提出しました。
県は当面の対応としてスタジアム南側の芝生席に約1000席の増設を決定。

一方、新スタジアム建設の主体となるかは明言せず、さまざまな意見を聞きたいとしてこの協議会を設置し、事務局として参加しています。

岡山県/伊原木隆太 知事 知事定例会見 24日
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「とにかく丁寧に議論はするんだけど、てきぱきやってくれということはお願いしている。しっかり中身の濃い議論をしてほしい」
協議会は今後1、2カ月に1回のペースで開かれ、会として2026年度中での県への提案を目指したいとしています。
協議会の上林座長は終了後のインタビューで、「スタジアム建設の話が県民皆さんの自分事になってほしい」とし、「協議会として賛成・反対の立場の意見を集めるような仕組み作りを作ることが急務である」としています。

一般傍聴席 26日の協議会
26日の協議会には一般傍聴席が10席設けられるも、開始1時間ほど前にはすでに定員を上回りました。県によると、こういった会議で一般の傍聴席の席数が足りなくなるというのは異例だということです。
県は協議会からの提案を受けた上で、県としての「最終的な立場を判断する」としています。

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