岩手県大槌町の山林火災は発生から4日目 この先も乾燥が続く 火の取り扱いに警戒を

公開:2026年04月25日12:01

岩手県大槌町の山林火災は発生から4日目 この先も乾燥が続く 火の取り扱いに警戒を

22日に発生した岩手県大槌町の山火事は発生から4日目となっていますが、今日25日も延焼が続き、懸命な消火活動が行われています。この先1週間もまとまった雨は予想されておらず、空気の乾燥した状態が続く見通しです。新たな火災が発生しないよう、引き続き火の取り扱いに警戒が必要です。

岩手県大槌町の山林火災 今日25日で4日目
22日に発生した岩手県大槌町の山林火災は発生から4日目となっていますが、今日25日も延焼が続いています。

山林火災の発生した22日の岩手県沿岸部では空気の乾燥が顕著となり、大槌町に近い釜石のアメダス観測所では、最小湿度が9%(午後2時台)と非常に低くなりました。これは、わずかな火種でも燃え広がりやすい危険な状態です。また、釜石では22日午後2時に平均風速7.5m/sを観測しており、乾燥した空気に加えて強い風が吹いたことで、火の勢いはさらに強まり、延焼の速度も速まったと考えられます。

この先も空気の乾燥が続く

この先も空気の乾燥が続く

今日25日も岩手県は晴れて、空気の乾燥した状態が続いています。11時半現在も乾燥注意報が広く発表されています。

この先1週間も晴れ間の広がる日が多いでしょう。27日(月)は沿岸部を中心に雨の降る所がありますが、降っても一時的で、まとまった雨とはならない見込みです。空気が乾燥しやすいため、新たな火災が発生しないよう、引き続き火の取り扱いに警戒が必要です。

山火事を防ぐには

山火事を防ぐには

春は、空気が乾燥したり、強い風が吹きやすかったりすることに加え、枯葉や枯草が多いため、山火事が発生しやすい時期です。山火事を防ぐためには、次の4つのことが重要です。

① キャンプやピクニックなど、屋外で火を使う場合は、消火用の水などを準備し、その場を離れないようにしましょう。火を使った後は、確実に消火するのを忘れないでください。
② 空気が乾燥している日や、強い風が吹いている日は、焚火をするのはやめましょう。枯葉や枯草のある場所は、周囲に火が燃え広がるおそれがありますので、焚火をするのは絶対にやめてください。
③ たばこは指定された場所で、喫煙してください。喫煙が済んだたばこは火をしっかり消して、吸い殻の投げ捨てはやめましょう。できる限り、携帯用灰皿を使うのが、おすすめです。
④ 火遊びも、山火事を引き起こすことがあります。ほんの小さな火が、思わぬ山火事につながるおそれがありますので、火遊びは絶対にやめましょう。

火事を防ぐには

火事を防ぐには

火災を防ぐポイントは、以下の通りです。

① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。

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吉田 友海

日本気象協会 本社気象予報士 熱中症予防指導員

吉田 友海

信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました…

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