パブリッシャーのCRITICAL REFLEXは4月25日、PackDevが手がける『SOS Recordings』のパブリッシングを担当すると発表した。なお本作の対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年内のリリースを予定している。また本作は日本語表示に対応する予定だ。
『SOS Recordings』は1980年代の北海道を舞台としたサイコロジカルホラーだ。実在の未解決事件に基づいた作品になるとのこと。本作中の旭岳では、1989年7月に2人の登山者が失踪。救助ヘリによって捜索されるも、見つかったものは全長5メートルの白樺の木19本を使った巨大なSOSサインだった。さらにこの白樺のサインは、なんと失踪から数年前に作られていたのだという。誰もが真相の解明を諦めた奇妙な事件を、プレイヤーが解き明かすことになるわけだ。

ゲームプレイとしては、ローポリゴンで描かれる旭岳を一人称視点で探索。プレイヤーは現場を調査したり、記録を振り返ったりすることで真実に迫っていくようだ。時にはヘリを飛ばすこともあるといい、多角的な捜査をおこなうことになるのだろう。
一方で、調査の最中にはさまざまな現象に遭遇するものと思われる。公開されたトレイラーやスクリーンショットでは、山火事のほか、暗闇に登場する多くの人々、主人公に今にも襲いかからんとする人影など、奇妙な場面もちらほら見られる。単に不思議な事件の全容を明かすほかにも、主人公の身には危機が迫ったりするのかもしれない。
なお、現実世界の旭岳においても、1989年7月に登山者2名が遭難。救助に向かった北海道警察が巨大なSOSの木文字を発見し、さらに古い人骨を発見する事件が発生している。通称SOS遭難事件と呼ばれるこの事件はゲーム内の設定と類似しており、本作のモチーフになっていることがうかがえる。現実の事件を土台にしつつ、本作独自の解釈も交えた物語が展開されるのだろう。

本作を手がけるPackDevはセルビアとポーランドに拠点を置くゲーム開発会社だ。主にPC/VR/モバイル向けにデジタルアセット制作をおこなっている。ゲームそのものの制作も手掛けており、itch.ioにはガソリンスタンド夜勤ホラーコメディ『Night Shift at Niš』やファンタジーアクション『Siege of Valor』などをリリース。SteamではCathedral Studiosが手がけるFPSホラー『The Bornless』の制作などに携わっていたようだ。PackDevとしてSteamにゲームをリリースするのは『SOS Recordings』が初めてとなる模様。
今回は新トレイラーとともにCRITICAL REFLEXがパブリッシングを担当することが発表されたかたち。CRITICAL REFLEXは『No, I’m not a Human』や『Mouthwashing』など、高評価なホラー作品を送り出してきた実績あるパブリッシャー。本作『SOS Recordings』のパブリッシングにあたっては日本語ローカライズの支援もおこなうとのことで、物語面でのクオリティも期待されるところだ。
『SOS Recordings』はPC(Steam)向けに、2026年リリース予定だ。

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