募金する通行人(手前)にお礼を言う大学生たち=JR千葉駅東口で

募金する通行人(手前)にお礼を言う大学生たち=JR千葉駅東口で

 親を亡くすなどした高校生らの生活や進学を援助する「あしなが高校奨学金」の申請数が、物価高の影響で増えている。千葉県内で2026年度の申請数は64人(3月時点)。このうち23人は、募金などで集まった資金が足りずに奨学金を受けられなかった。一人でも多くに届けられるよう、大学生らが今月、県内の主要な駅前で募金を呼びかけている。(中山岳)

 「あと少しの支援があれば、進学できる人がいます」。19日、JR千葉駅東口ロータリーで、募金箱を持った大学生4人の声が響いた。足早に歩き去る通行人が多い中、足を止めて「がんばってください」とお金を入れる人も。学生たちは「ありがとうございます」と頭を下げた。

 募金活動は、あしなが育英会の奨学金を利用する学生らでつくる「あしなが学生募金事務局」が実施。メンバーで国学院大4年の田辺木乃佳(このか)さん(21)は「物価高で、親を亡くすなどした子どもたちの生活は厳しい。奨学金が不採用になる人を一人でも減らしたい」と強調する。

 10歳のころに母を亡くし、父や弟たちと暮らす。高校入学後、奨学生に採用されて「家計が安定した」と実感。大学にも進学できた。ただ、物価高による負担は感じている。今も奨学金を受けているが、食費のほか、頭痛持ちで薬代などもかさむとし、「生活必需品を買ったら、余裕は…

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