【写真を見る】春の行楽シーズンにクマ警戒 警察と金沢市・石川県が初の合同戸別訪問

宮城県仙台市の住宅街で近づく車に驚く様子もなく、悠々と道路を歩くのは1頭の黒いクマです。

カメラマンリポート「仙台市の上空です。マンションの敷地内にクマが居座っているということです」

■仙台ではクマが市内の中心部に緊急銃猟、岩手では警察官襲われ重傷

仙台市では、4月17日ごろからクマが市の中心部に居座り、日曜日に緊急銃猟が行われました。

一方、岩手県では21日、行方不明者を捜索していた警察官がクマに襲われ、重傷を負っています。

冬眠明けのクマの目撃や被害が全国的に相次ぐなか、クマの出没が多い金沢市の宮野地区でも、21日、住民に注意が呼びかけられました。

警察官「クマが冬眠から目覚めて、食べものをもとめて活発に行動しますので、ペットフード、生ごみを放置しない、こうしたことをお願いします」

警察と金沢市・県の職員が住民を個別に訪問し、クマへの注意を呼び掛けるのは、今回が初めてです。

住民「畑がちょっと遠いところにあるので。畑に行くときに(クマ避けの)鈴をつけるんですけど、歩かないと鈴が鳴らない」
警察官「そういう時はラジオで大きな音を立てるとか。一番大事なのはクマと出会わないということ」

クマの被害が社会問題となる中、警察も行政も緊張感をもって対応に当たっていました。

■5月、6月はクマが増える傾向

専門家も、この時期はクマに特に注意が必要だと指摘します。こちらは、過去5年の県内でのクマ目撃数を月別にまとめたグラフ。

例年5月、6月は、クマの目撃が増える傾向にあります。

石川県立大学生物資源環境学部・大井徹特任教授「冬眠中は飲まず食わずで穴の中で暮らしている。そのため冬眠明けのクマはお腹を空かしている。春先に食べ物を求めて人里に出没する。そういう危険性が高いとも考えられる。クマに至近距離で出会わないためには、早めにクマに人間の存在を気付かせる必要がある。」

警察はクマとの遭遇を防ぐため、「山に近づく際には複数人での行動やラジオの携帯を心がけて」と呼び掛けています。

北陸放送

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