2021年4月、石川県白山市で大規模な斜面の崩落が確認され、麓にある白山一里野温泉の宿泊施設などに温泉が引けなくなっている問題で、国土交通省が崩落現場近くにトンネルを通す計画を明らかにしました。
【写真を見る】「温泉が引けない」大規模崩落から5年 石川・白山市の一里野温泉、復旧へ光 国土交通省が計画発表
白山市は、工事の完了後に温泉を引く引湯管をトンネル内に通したい意向を示していて、温泉の復旧に向けようやく一筋の光が差し込みました。
雪がすっかり解け春を迎えた白山一里野温泉。
久々江龍飛フィールドキャスター「ここから10キロ先に温泉の源泉施設があります。そこまでの道のりの中で、今回トンネルが建設されることになりました」
一里野温泉からおよそ6キロ離れた山の斜面では、2021年4月に大規模な崩落が見つかり、砂防工事用の県道とともに源泉から湯を通す配管も崩れ落ちました。
■復旧対応として崩落現場をう回する形でトンネルを掘ることに
斜面は人が立ち入らない冬の間に崩れ落ちたとみられ、宿泊施設では崩落が見つかる前から温泉が滞り始めていました。
一里野高原ホテルろあん・山崎太一朗社長「たまげた。一巻の終わりだと思った。こんなんじゃ温泉が2度と来ないのではないかと」
国交省の金沢河川国道事務所によりますと、今回、砂防事業の復旧対応として、崩落現場を迂回する形でおよそ500メートルの区間にトンネルを掘り、資材を運搬するための道路を確保するということです。
再び一里野高原ホテルろあんを訪ね、山崎社長に館内を案内してもらいました。
5年前は浴槽が空だった大浴場。
一里野高原ホテルろあん・山崎太一朗社長「ここは通常温泉が入っているんですが、今は水風呂になっている」
露天風呂だった場所にはバレルサウナが。温泉の供給が停止して以降、大浴場は貸し切りサウナになりました。
一里野高原ホテルろあん・山崎太一朗社長「温泉が来なくなって空っぽになったここの浴槽を見ながら、どうしようかと思っていたところに、2021年あたりに、サウナが流行っているらしいということを聞いて」

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