■専用装備が際立つ特別な仕様とは?

 スバル「WRX」は、日本はもちろん海外でも高い人気を誇るモデルです。さまざまな特別仕様車が展開されており、なかには日本では販売されていない「海外限定」の特別モデルも存在します。

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 例えば、2026年3月にスバル・オーストラリアが発表した「AWDクラブスペック エボ」は、オーストラリア限定車として注目を集めました。

 WRXは、スバルが販売する4ドアのスポーツセダンです。もともとはスバルの代表モデル「インプレッサ」のスポーツバージョンに与えられていた名称でしたが、2014年に独立したモデルとして市場デビューしました。

 現行モデルは、2021年に発売された2代目。スバルグローバルプラットフォームを採用した高剛性シャシーに、スバル独自のシンメトリカルAWD(VTD-AWD)を搭載しています。

 パワーユニットには、最高出力275psを発揮する2.4リッター水平対向4気筒直噴DOHCターボエンジン「FA24F型」を採用。

 スバルパフォーマンストランスミッションとの組み合わせにより、力強い走りを実現しています。

 2代目WRXは海外でも高い人気を誇り、例えばオーストラリアでは累計販売台数が6万台に達するなど、大きな支持を得ています。

 この「6万台達成」を記念して発売されたのが、AWDクラブスペック エボと呼ばれる限定モデルです。

 AWDクラブスペック エボは、「WRX AWD tS スペックB」をベースに、さらに専用カスタムを施したモデルです。

 同グレードは大型リアウイングやベンチレーテッドディスク付きのブレンボ製ブレーキなどを装備した上級仕様となっています。

 エクステリア自体に大きな変更はありませんが、鮮やかなサンライズイエローの専用カラーを採用している点が特徴です。

 さらに、リアドアには「クラブスペック エボ」専用のサイドデカールが施され、19インチのマットブラックアルミホイールも存在感を放っています。

 インテリアには、運転席と助手席にレザー調アクセントをあしらったウルトラスエード素材のレカロ製スポーツバケットシートを採用。

 シートトリムにはイエローのコントラストステッチが施されており、車両番号入りの専用バッジも装着されています。

 さらに、インストルメントパネルやドアパネルなど、車内各所にもイエローのステッチが施され、統一感のある仕上がりとなっています。

 パワーユニットは先述のFA24F型で、最高出力は275psと変わりませんが、トランスミッションには6速MTが採用されています。

 販売台数は75台限定で、価格は6万3190オーストラリアドル(日本円で約720万円/2026年4月中旬時点)。希少性の高さから、現地ではプレミアムな一台となることは間違いないでしょう。

 CVTではなくマニュアルトランスミッションを好むユーザーにとって、AWDクラブスペック エボのような6速MTモデルは非常に魅力的です。「日本でも6速MTモデルを発売してほしい」と考えていたファンも多いことでしょう。

 そうした中、日本でも6速MT搭載モデル「STI Sport♯」が発売されることが、2026年4月9日に発表されました。

 STI Sport♯は、日本仕様の現行モデルとしては初めて6速MTを搭載したモデルです。ピストンやコンロッド、クランクシャフトのバランス調整を行ったFA24F型ターボエンジンを搭載し、さらにバランスドクラッチカバーおよびフライホイールを採用している点も特徴です。

 足回りには、専用チューニングを施した電子制御ダンパーや、ブレンボ製の対向キャリパー(フロント6ポット、リア2ポット)を装備しています。

 販売価格(消費税込み)は610万5000円で、600台限定。2026年4月9日から5月17日まで、全国のSUBARU販売店にて抽選申し込みを受け付けています。

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 オーストラリアのAWDクラブスペック エボに続き、日本でも6速MTのWRXが登場しました。

 貴重な現行WRXの6速MTモデルがどのような評価を得るのか、今後の動向に注目が集まります。(大西トタン@dcp)

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