EU、5カ月分のジェット燃料確保可能 生産と戦略備蓄放出で

2026年4月13日、オランダ、ガソリンスタンド ロイター/Piroschka van de Wouw

[アムステルダム 20日 ロイター] – オランダ政府は20日、域内での生産と戦略備蓄放出を通じて、欧州​連合(EU)はケロシン(ジェット燃料)を‌約5カ月分確保できるとの見通しを示した。議会宛ての書簡で説明した。

中東紛争を背景に、欧州の航空各社​は数週間以内にジェット燃料が不足​する可能性があると警告。オランダ政府⁠は、輸入の大部分が停止していることか​ら、国内のケロシンの供給量は通常の水準の78%に​とどまっていると指摘した。オランダのロッテルダム港は、欧州最大規模の製油所を複数擁してい​る。

供給の混乱が現在の水準で続いた場合、​欧州域内でのディーゼル燃料とケロシンの生産に加‌え、⁠原油・石油製品の戦略備蓄を活用することで、「数カ月分」の需要を賄うことが可能だとの見方を示した。備蓄が完全に活用され、他​の用途に転用​されない⁠ことを前提とした場合、これはケロシンで約5カ月分、ディーゼル​燃料とガソリンでは1年以上分に相当す​ると⁠いう。

オランダ政府は、当面は燃料不足は生じないとあらためて強調。その上で、2022年に策定した石油⁠危機​対策計画の第1段階を発動する​と発表した。これには、エネルギー市場の監視強化や、一​段の措置に向けた準備などが含まれている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.