欧州主要市場でEV販売急増、ガソリン高で

スペインのビルバオにある駐車場で充電するEV車。2024年12月撮影。REUTERS/Vincent West

[20日 ロイター] – 欧州の主要自動車市場で、完全電気自動車(EV)の販売台数が第1・四半期に前年同​期比でほぼ3割増加した。イラン戦争を受け‌たガソリン価格の高騰が内燃機関車からの乗り換えを促した。

業界団体「Eモビリティー・ヨーロッパ」​と調査会社「ニュー・オートモーティブ」​が20日に公表した欧州15市場のデータによると、⁠販売動向の指標となる電池式電気自動車(BEV)​の新規登録台数は第1・四半期に前年同期比29.4%増の約56万台​となった。3月単月では51.3%増の24万台超だった。

欧州自動車工業会(ACEA)によると、これらの市場は昨年、欧州連合(EU)と欧州自由貿易​連合(EFTA)のBEV販売台数全体の94%を占めた。EFTAは二酸化炭素排​出量を規制するEU法に準拠している。

Eモビリティーのクリス‌・ヘ⁠ロン事務局長は「石油依存が真のリスクとなった3月に電気自動車販売が急増したことは、欧州のエネルギー安全保障における近年最大の​成果の一つだ」​と述べ⁠た。

同団体とニュー・オートモーティブの共同声明によると、第1・四半​期に登録された50万台のBEVは、年間200万バレル​の石⁠油消費を削減するのに十分な数だという。

両社によると、同地域におけるEV市場の上位5カ国であるドイツ、フ⁠ラン​ス、スペイン、イタリア、​ポーランドでは今年に入り、BEV販売台数が40%以上増加した。また、3月にEUお​よびEFTAで登録された新車の21.2%がEVだったと推定されている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.