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おむつや補聴器に対して、どこか「恥ずかしいもの」「老いの象徴」といった抵抗感を抱いていないだろうか。しかし、その心理的ハードルが、生活の質を下げている可能性がある。医師の筆者は、高齢期に必要なのは我慢ではなく、適切な道具の活用だと指摘する。※本稿は、和田秀樹『死ぬまで元気 88の読むサプリ』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。
中国人が爆買いする
日本製おむつ
おむつをボケや要介護の象徴のように捉えている人も多いようです。しかし、割り切っておむつをすれば快適に生活でき、仕事をしている人は仕事を続けやすくなるのはまちがいありません。
おむつ恐怖症のようなものを捨てると、QOL(クオリティ・オブ・ライフ、生活の質)は確実に高まります。とくに日本製おむつは、世界でも一番性能がいいといわれます。だから中国人が爆買いするのです。
ところで、私がおむつに抵抗がなくなった理由のひとつは、知人の音楽家から「おむつをするようにしたらいろいろな心配がなくなり、大事な仕事に打ち込めるようになった」と聞いたことでした。
とくに男性は前立腺肥大になると、確実に頻尿の問題をかかえます。そのとき尿漏れパッドやおむつを使えば、失うものはずっと少なくて済むはずです。
結局、おむつをするかどうかは、おむつに対する心理的抵抗を除けるかどうかにかかっています。私の場合、「この先生がおむつをするのだから自分もしてみようか」と思えましたが、こうして心理的抵抗をなくさないと、自分が損をします。
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