あの人気バスの新商品
2026年10月、奈良交通で人気の「ボンネットバス」が運行開始から60年を迎える。1966(昭和41)年から1979(昭和54)年までは路線バスとして運行し、それ以降は臨時バスや定期観光バスとして活躍。現在もファンが多く、同社のイベントなどでも親しまれている。

現存するのは1台のみとなった「ボンネットバス」(奈良交通株式会社提供)
「還暦」の節目を祝い、同社オリジナルブランド「づっとなら」は、「ボンネットバス手ぬぐい(グリーン/ネイビー)」を4月17日から販売する。
奈良交通が奈良を中心に活動するクリエイターや企業と連携し、奈良の魅力を商品として発信・展開するプロジェクト「narakotsu&」(ナラコウツウアンド)の第4弾。こちらの手ぬぐいは染織クリエイター・いなむら みなこさんが全て手作業で作り上げていると聞き、工房での作業風景を見学させていただいた。

「ボンネットバス手ぬぐい(グリーン(左)/ネイビー)」(同社提供)
伝統技術で一から手作り
いなむらさんは「えぼし SENSHOKU CREATOR」として活動。テーマは「奈良を染める」。正倉院文様等をモチーフに、奈良ゆかりのデザインと現代の感覚を融合させたテキスタイルが話題となっている。
ひとりで創作活動に取り組む奈良市内の工房では、「ボンネットバス手ぬぐい」の制作が佳境を迎えていた。



真っ白な生地に、少しずつ色を置いて「ボンネットバス」や「鹿」を表現(同社提供)
一連の作業を見学
いなむらさんは日本の伝統的な染織技術のひとつである型染という技術を用いて手ぬぐいを制作している。
①型紙の作成

模様を型彫りして「型紙」を作る
②染料の用意

何種類もの色を使う
③色置き

手ぬぐいの上に「型紙」をセットして、筆で色をのせて模様を表現する。手作業が早すぎても遅すぎても色が美しく表れないため、精神統一して行う(同社提供)

(上から)色置き前→色置き後。鹿の周りに、濃い紫で花びらを表現
④洗い


こちらも手作業。洗いをかけることで、色がより美しく浮かび上がる(下の写真は同社提供)
日常に伝統を
いなむらさんはサラリーマンとして企業に勤めていたが、退職後に農業学校で学び始めた。そこで気になったのが、出荷できない農作物や剪定して廃棄するしかない木の枝など。「もったいない、活用したい」という思いから、廃棄物を再利用して草木染めを始めたのが、染織クリエイターとしてのスタートだった。
現在、「えぼし SENSHOKU CREATOR」では正倉院文様・奈良の模様シリーズ、縄文や古墳をかわいらしく表現したシリーズなどが人気。
正倉院文様には思い入れがあり、「奈良時代から守り継がれる正倉院文様が日常に馴染むよう、現代的再解釈をつづけて、今の生活様式に合うものをブレずに提案していきたい」と意欲的だ。
ボンネットバス手ぬぐい(グリーン/ネイビー)
素材 :綿100%
サイズ:約33×90cm
販売価格:各2,970円(税込)
づっとなら公式通販オンラインショップで販売:https://zuttonara.stores.jp/
※奈良県内中心のイベントでも販売予定
プレゼント情報
奈良新聞デジタル 読者プレゼントコーナーでは、ボンネットバスキーホルダーのプレゼント情報を掲載。
※応募は2026年4月30日(木)23:59まで。

ボンネットバスキーホルダー(同社提供)

えぼし SENSHOKU CREATOR
【公式サイト】
https://eboshi365.com/

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