中国メディアの新浪財経に14日、「中国人は高級ブランドのロゴにもはや執着しない」との指摘を紹介する記事が掲載された。写真はルイ・ヴィトン。
中国メディアの新浪財経に14日、「中国人は高級ブランドのロゴにもはや執着しない」との指摘を紹介する記事が掲載された。
記事はまず、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)が発表した2026年第1四半期の業績に言及。それによると、売上高は191億ユーロ(約3兆5800億円)で、前年同期の203億ユーロ(約3兆8000億円)と比べると6%減少した。
また、LVMHのセシル・カバニス最高財務責任者(CFO)は投資家向け電話会議の冒頭、地政学的衝突が売り上げに与えた影響を強調し、地域別ではアジアが最大の「好ましい注目点」としながらも、「中国およびアジアは回復が進んではいるが、依然として不均衡だ」と指摘した。カバニス氏によると、中国の顧客は「第4四半期のマイナス成長から第1四半期は『横ばい』に回復した」という。
記事はこれに続けて、モルガン・スタンレーがこのほど、中国の高級ブランド市場に関する調査リポートを発表したことを伝えた。同リポートでは「中国訪問を終えた後もルイ・ヴィトン、ディオール、エルメスの中国市場における成長見通しへの考えは基本的に変わらない。すなわち、今年の売り上げ成長は力強さに欠ける」と分析され、アナリストは「高級ブランドは依然、中国の若者や中間層を引き付けるのに苦戦している」との見方を示した。
これと同時に、中国ではロゴではなく、素材や仕立てを重視する傾向が強まっており、これは長期的なトレンドの変化とみられているという。リポートはこのほか、中国の消費者は宝石など投資に向いた品物にますます注目するようになっているとも言及した。
アナリストによると、中国ブランド・老鋪黄金の26年の売上高は422億元(約9800億円)、27年は496億元(約1兆1600億円)に達する見通しだ。一方、ルイ・ヴィトンの中国人消費者による26年の世界売り上げは68億ドル(約1兆800億円)と予想されている。(翻訳・編集/野谷)

WACOCA: People, Life, Style.