メディカルサポネット 編集部からのコメント
ノボノルディスクファーマは広島県と連携し、肥満症対策を軸とした健康寿命延伸の取り組みを開始しました。
行政・企業・医療が一体となり、早期発見や受診勧奨、予防の推進を図ります。県内では肥満の増加が課題となっており、具体的な数値目標も設定。地域全体での持続的な健康づくりモデルの構築が期待されています。
ノボノルディスクファーマは4月13日、広島県と「健康寿命の延伸に関する連携協力協定」を締結した。
県と企業が連携して肥満症対策のモデル構築を目指す取り組みは日本初となる。
締結式で同社医療政策・渉外本部長の加藤亮氏は本事業の目的について、広島県民の健康寿命延伸に向け、行政・企業・医療関係者が連携し、肥満症の早期発見と予防を促進するとともに、適切な医療へと繋がる環境整備を推進することにあると説明した。
同社がこれまで培ってきた科学的知見やノウハウを活用し、受診勧奨や疾患啓発を通じて県民の適正体重の維持を目指すとしている。
具体的な取り組みとしては、中国電力が参画し県内企業における事例創出を進めるほか、広島県がハブとなり、広島県医師会や市医師会、広島大学と連携。行政・企業・医療が三位一体となった対策を展開していく方針だ。
締結式にて横田美香知事は「本協定を締結できることは大変喜ばしい」と期待を寄せた。
同県では「健康広島21」にもとづき健康増進施策を展開しているが、運動習慣のある人の割合や、がん検診・特定検診の受診率が依然として低いことを課題に挙げ、その上で「県内全域で健康づくりへの機運が高まり、県民一人ひとりがライフステージに応じて心身ともに健康で活躍できる社会の実現を目指す」との決意を語った。
■29年度までに20~40代男性の肥満者割合を25%未満に
広島大大学院の内分泌・糖尿病内科学の大野晴也内分泌・糖尿内科学教授によると、同県では20~60代の男女で肥満が増加傾向にある。
2023年度は男性でやや減少傾向がみられたものの、30~60代男性および60代女性で肥満の割合が高い状況が続いている。
学校保健統計調査によると、小学5年生の肥満傾向児の割合は12.4%と全国平均を上回っており、2029年度までに20~40代男性の肥満者割合を25%未満に、40~60代女性については15%未満とする目標を掲げている。

連携協定を締結したノボノルディスクファーマ小谷社長と横田美香広島県知事

出典:Web医事新報

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