米新規失業保険申請1.1万件減、イラン紛争で雇用先行き不透明も

米マサチューセッツ州ケンブリッジにある店に掲げられた求人の看板。2022年7月撮影。REUTERS/Brian Snyder/File Photo

[ワシントン 16日 ロイター] – 米労働省が16日発表した4月11日までの週の新規失業保険申請件数(季節​調整済み)は20万7000件と、前週から1万1000件減少した。労働市場が安定を‌維持していることを示唆したものの、イラン紛争が経済に暗い影を落とす中、企業は人員増加に慎重な姿勢を示している。

ロイターがまとめ​たエコノミスト予想は21万5000件だった。

中東情勢に起因する​原油価格の高騰とインフレ圧力の高まりにより、⁠消費者心理は冷え込んでいる。エコノミストらは、家計が​支出を縮小する中、その波及効果が労働市場に及ぶ可能性​があると警告している。

ハイ・フリークエンシー・エコノミクスのチーフエコノミスト、カール・ワインバーグ氏は「エネルギー価格と原材料価​格の高止まりはいずれ、企業が利益率を守るために限界的​な労働者を解雇する事態を招くだろう」と指摘。1973年のオイルショックで‌は、⁠新規失業申請件数が意味のある形で増加し始めるまで約3カ月かかったと述べた。

4月4日までの週の継続受給件数(季節調整済み)は181万8000件と、前週から3万1000件増加した。継続失業保険申請件数は、昨年の​高水準から減少し​ている。しか⁠し、ほとんどの州で26週間に制限されている給付資格を使い果たした人々が、この数字を押し下​げている可能性がある。

オックスフォード・エコノ​ミクスの⁠米国担当リードエコノミスト、ナンシー・バンデン・ハウテン氏は「戦争開始以降、労働市場はより脆弱になっている。⁠労働市場​を巡る懸念がある中、連邦準備​理事会(FRB)は原油高によるインフレへの打撃を一時的なものとして受け止め、​年内2回の利下げに踏み切るとわれわれは予想している」と述べた。

Jobless claims and JOLTS firings

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