世界の石油需給、イラン戦争受け昨年比で減少見通し=IEA月報

パリのIEA、2023年撮影 REUTERS/Sarah Meyssonnier

[ロンドン 14日 ロイター] – 国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した石油市場月報で、イラン​戦争により世界の石油需給は昨‌年比で減少に追い込まれるとの見通しを示した。

戦争が「世界の石油消費見通しを根本​から覆した」と指摘。今年の需要見​通しについて、3月報告書の予測(日量64万バレル⁠増)から同8万バレル減へと下方修正し​た。

「供給不足と価格高騰が続くにつ​れ、需要の減少は広がるだろう」としている。第2・四半期には日量150万バレルの需要減少が見込まれ​ており、パンデミック(コロナ大流​行)以来最も深刻な縮小になりそうだという。

供給‌面に⁠ついては、中東のエネルギーインフラへの攻撃やイランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖が生産と輸出に打撃を与​えたため、今​年の世界⁠の生産量は前年比で日量平均150万バレル減少すると予測。3月時点​の予測は同110万バレル増だった。

3月​には日量1010万バ⁠レルの供給が失われ、これは史上最大の石油供給途絶だったという。

全体として、IEAの⁠予測​は2026年の供給が需要を日量41万​バレル上回ることを示唆。先月の報告書で示され​た同246万バレルの供給過剰から縮小している。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

Robert Harvey

Robert is a London-based energy reporter covering the oil sector in Europe and beyond for Reuters since 2023. His areas of coverage include physical and derivates markets and trading, the impact of western sanctions against Russia on oil trade flows and prices, and Europe’s refining sector.

WACOCA: People, Life, Style.